犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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先日、飛行機に乗りまして、同乗者と「この飛行機が10年後に着いちゃったらどうしようね?」なんて話してました。
そうなったらそうなっただけど、いったいどんな国になっているのだろう…
結果は、行きも帰りもなにごともなく無事に2006年の世界へ!
飛行機に乗った理由はまた後日、ということで。



水曜22時の日テレドラマ「神はサイコロを振らない」の原作を読みました。
作者の大石氏の作品は、軍事モノ、自衛隊とか航空機とか、社会性の強い男性向け大衆小説といったイメージでこれまで手に取ったことはなく、「神は~」の小説を手に取ったときちょっと驚いた。

え、この人が書いたの?

って。
やはり男性っぽい文体ですね。
しめっぽくならないというか、硬いというか。
たくさんの乗客のエピソードが錯綜するので、自分の気持ちを登場人物のだれかに強く投入することなく、けっこう淡々と読み進みました。

大すじはドラマと同じです。
10年前消息を絶った飛行機が現れ、遺族だった人々と対面する。
家族を失ったと思っていた人たちとの交流。

ドラマとは登場人物の設定などが微妙に違ってます。
そして、リアルです。
細かい部分まできちんと説明がされています。
最初にドラマを見たとき、
いったい何故過去に戻ったら死んでしまうといえるのか?
戻ってその人たちが生きる世界(つまりドラマ上の10年後の世界は書き換えられてしまうわけだけど)があってもいいんじゃない?
とか、謎だらけだったのだけどそれらがなんとなく理解できた気がする。
ま、なんとなく、なんですが。
それぞれの乗客やその家族の描き方も現実味がある。
あと、機体についての説明とか。YS-11に乗ってたってあたりこだわりを感じます。
10年の間に起こった過ちを過去に戻って伝えよう、と努力するエンジニアの人に関連したエピソードにSF的要素があって、おもしろかった。

しかし、神は本当にサイコロを振らなかったのか。
死んだ人間が、10年後にひょいと現れる。
まるで、お盆に幽霊が会いに来てくれたみたいに。
そして、自分が忘れていた"なにか"を伝えてくれたとしたら、その人のその後の人生は変わると思うんですよ。
そう考えれば、これこそ神様のいたずら。

人は時空を越えることができない、時間軸を曲げてまで人の運命を変えることはできない、ということが<神はサイコロを振らない>ということなのだとしたら。

神様はサイコロをぽいって投げたってことじゃないのかなぁ。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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