犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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白夜行 (集英社文庫)白夜行 (集英社文庫)
(2002/05)
東野 圭吾

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図書館で予約本の処理をしながら、この本まだ予約切れないんだなぁと思っていたのが「白夜行」。
ドラマがはじまり、さらに予約が増えていました。

久しぶりに東野作品を読んでみました。

かなりぶ厚くて2段組。
うぉ~、きついかも…
という予想を裏切る。(想定外ってやつですね)
前に東野作品を読んだ時も思ったのだけど、この人の本は読みやすいです。
だからベストセラーになっているのでしょうが。

まず、大阪で質屋が殺害される事件がおこる。
その事件をはじめとして、登場人物も年代も設定も違う事件が次々とおこる。
読んでいくと、あ。ここにいた。という風に事件の鍵を握る人物が見えてくる。
それは、最初の事件の被害者の息子桐原亮司と「容疑者」の娘西本雪穂。
すべては"におわせる"だけで事件についての直接的な行動も書かれていない。
読者の想像をかきたてます。
心の描写もなければ、接触もない2人。
それなのに、濃密なつながりを感じる。
2人が何を考え何故そのようなことをしたのか。
疑問は膨れるばかりで、見事に作者の罠にはまってしまいました。

ドラマ「白夜行」については賛否両論いろいろあるようですね。
原作のファンには、ドラマに対するマイナスイメージが強いみたいです。
ある意味、小説の"におわせていた"部分の答え、
いくつもの想像の中のひとつがドラマになっていると考えれば、
まぁ、これはこれでありかな。
確かに、純愛と結びつける辺りはキャスティング的にもちょっと安易な気がしますけど。
小説もドラマも見ていないという人は、ぜひ小説からをおすすめします。
ドラマは"解答"部分にあたるので。

「日経エンタテインメント2月号」で、ドラマについて作者のコメントがありました。
東野氏本人が「ふたりは会っても話もしないだろうと思っていたので、こうゆう解釈もあるかと思った。」というようなことを言ってますが、
話もしないってのはたぶん無理でしょ~。
torota的「白夜行」の解答の中でも、ふたりはしゃべってる。
純愛はしてないかもしれないけど。

*この本の表紙の写真は、torotaが自分の撮った写真を見てもらっているセンセイが撮影したと知ってびっくり!
お話を聞くと、東野さんと一緒に下町を歩いて撮ったとか。
ってことは、この表紙には作者の想像する世界がちゃんと表現されているということですよね。
そう思うと、表紙って大事だなあ。
文庫版はドラマのふたりになってしまったけど。

コメント

今晩は、東野圭悟の本読みました。内田君とは違って面白かったです。彼女を殺したのは誰かというやつでした。被害者のお兄さんがお巡りさんなんだけど、お巡りさんだって人なんだよ!という事がひしひし伝わってきましたよ。浅見さんをやめて乗換え宣言いたします。

もんちさま。

読みやすくたくさん本があるという点では、内田康夫も東野圭吾も似ているよね。しかし、いったい何を読んだんですか?
<けいご>は<圭吾>だよん。あしからず。

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「白夜行」東野圭吾著、読んでみました。

「白夜行」東野圭吾著、読んでみました。「東野圭吾」21作目です。1973年に起こった質屋殺しを発端に物語りは進んでゆく。主要人物の「雪穂」と「亮司」と私の年齢が近いこともあり、自分が過ごした時代と重なることから、ところどころに書かれる「インベーダーゲーム」「

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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