犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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ブラック米澤作品のラインナップに新しいお友達が加わりました。
どっぷり黒い。暗黒連作ミステリ。

「儚い羊たちの祝宴 The Babel Club Chronicle」
副書名にあるように、バベルの会という良家子女の入る読書会の存在によってのみつながりある5つの連作短編集。

儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴
(2008/11)
米澤 穂信

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身内に不幸がありまして
北の館の罪人
山荘秘聞
玉野五十鈴の誉れ
儚い羊たちの晩餐

米澤作品のなにが一番好きってタイトルのつけ方が好きだ。
作品世界を裏切らない、今回で言うと昭和初期くらいのクラシカルな雰囲気が漂う感じがする。
読んだから思うのかもしれないけれど。

とにかくこの本の宣伝は帯でも出版社サイトでも<ラスト一行の衝撃>にこだわったということらしい。
新潮社のサイトでは<これぞ、究極のどんでん返し! あらゆる予想は、最後の最後で覆される。>
とあるし。
確かにミステリーはどんでん返しであらら・・・と思っているうちに想像もつかないところへ連れて行ってくれる方が読み応えがある。
そこにこだわったのならさぞおもしろかろう。
しかも、米澤作品はわたしにとっては常に及第点なのだ。
が・・・どちらかというとブラックなのは好みでないので、どうなることかと思いながら読み始める。
キライというよりも、「犬はどこだ」「インシテミル」のように、ブラックでありながら推理が上回る場合は納得ができるのだけど、
ブラック要素が強すぎるとむしろホラーとなり、推理よりもそちらに気持ちが引っ張られてしまうのですね。

さて今回5つの中でも
ミステリーとして呻らされたのは「北の館の罪人」、主人公の気持ちからぐっと最後まで連れてってくれたのは「玉野五十鈴の誉れ」この2作が好きですね。
「儚い羊たちの晩餐」は、物語というよりもその状況に含みがあって深読みできすぎて考えることを放棄。
それにしても、アミルスタン羊・・・知らないってことは恐ろしい。

こうなったら本家の「特別料理」を読んでみないといけません。
ということで。

特別料理 (異色作家短篇集)特別料理 (異色作家短篇集)
(2006/07)
スタンリイ エリン

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次は、健全に(?)小市民シリーズだ。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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