犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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昆虫写真家で知られる今森さんが、生まれ育った琵琶湖周辺の里山を撮り続けていると知ったのはずいぶんあとのこと。
去年行った写真展で偶然にもご本人のギャラリートークとぶつかったこともあり、滋賀県のかばた(川端)文化に興味があったこともあり、岩波ジュニア新書を手にとってみた。

カラー版 里山を歩こう〈Part2〉わき水の里から琵琶湖へ (岩波ジュニア新書)カラー版 里山を歩こう〈Part2〉わき水の里から琵琶湖へ (岩波ジュニア新書)
(2008/06)
今森 光彦

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かばたとは、家の周りにある水路から屋内に水が入り込み(そこには鯉なんかがいる生簀だったりします。)水の湧き出る井戸とその生簀部分を含めて、家庭で使用する水場になっている場所のこと。
外来種が増えて元々いた生き物が暮らしにくくなった琵琶湖から、人間のいるかばた近くへうつりすんできているという話を聞くと、人間が住んでいることも悪くないって思えてくる。
それはつまり、外来種よりも地元の人たちのほうが安全と考えられているからだから。
洗剤を使わずに洗い流したごはん粒などを目当てにやってくるヨシノボリとか、なんとも微笑ましい。

この本にでてくる三五郎さんのような生き方ができる人はもう少ない(というか、いない)だろう。
今森さん自身、「三五郎さんが絶滅危惧種なんです。」と、言っていたのが心に残る。

声高に叫ぶのではなく、自分の生活の一部として自然と共に生きる。
今琵琶湖周辺ではそんな生活の大切さに気づき、動き出した人たちがいる。
もう遅いとかだめだとか、これまでずっと撮り続け見つづけてきた今森さんが一番ひしひしと感じることがあるだろう、なのにプラスの面に目を向けるコメントをしていたのが印象的だった。

この本には、琵琶湖の生き物や地元の伝統的風習、現在の取り組みなどがわかりやすく書いてある。
その様子は他の地域の人たちにも参考になるのではないでしょうか。
前向きに前向きに。

今森さんは昆虫や植物の切り絵のセンスも抜群ということを、写真展で知りました。
いや、なにごとも観察ですね。

今森光彦のたのしい切り紙今森光彦のたのしい切り紙
(2008/01/25)
今森 光彦

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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