犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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恵比寿にある東京都写真美術館でふたつの写真展を見てきました。

『写真展岡本太郎の視線』と『植田正治:写真の作法』

岡本太郎は大胆に、植田正治は緻密に。

ふたつの展覧会を交互にみると
その違いがよくわかります。

まず、なんといっても写真の大きさが違う。

岡本太郎の方はとても大きい!
「芸術は爆発だ~!」ですから。
でも、被写体をそのまま、ありのままを写し出そうとしていると感じます。
近くに寄って見ているとあまりの迫力によくわからなくなってきますが
少し離れて見ると
自分の感覚を信じて、写真の撮りかたよりもまず自分の感性で
写真を撮っているのだと実感。

それに対して植田正治は、ちいさい。
先に見た太郎さんが残ったままで会場に入ると
あれ?って思います。

気張らずにそっと眺めていられる写真です。

そこここにこだわりがあって
砂丘シリーズなど有名ですね。
わたしは広告写真ぽいものよりも
素朴なシーンの方が好きですが、
(まぁ、彼の場合素朴な写真も"作られて"考え抜かれて撮られているんですけど。)
今回の展示を見て、どの写真も植田正治が楽しく撮っているのが感じられて
いいなぁと思いました。
植田正治が撮った土門拳、これが今回のツボでした。
土門拳もかなり楽しそうだったところが。

今回は相棒がいたので、
あれがよかった、ここはこうだったと話ができて、またたのし。
ひとりもいいけれどこうゆう時は誰かと行くのがいいですね。

ふたつを見て表現方法は違うけど
彼らが示しているのは同じことなのかな~って気もしました。

どちらもよかったのでお近くに行かれる場合はぜひ!(宣伝・・・笑)
植田正治といえば、こんな思い出があります。

3年くらい前、
友達の帰郷にくっついて山陰に行くことにしました。
現地で合流する前に、ならば「植田正治写真美術館」へ行こう!と
松江から電車に乗ったまではよかったのですが
そこで、片頭痛が発生。
もう引き返せないところまで来ていたので
とりあえず美術館付近までいって休もうと進んでしまいました。
どんどんのどかな風景になり、最寄り駅に着いたのですが
そこにはなんにも、休憩できそうなところがなく、
美術館へ行くためのバスの本数もあまりない!
う~、乗るしかない、と乗ったバスがついたら美術館はまだ開館前で…
薬を飲もうと自販機を探すがまったくなし、
事前にペットボトルを買ってこなかった自分をあんなに恨んだことはない。
仕方がないのでみっともなく、美術館の裏の階段に座って開くのを待っていました。
(ほとんど、倒れてたといってもいいけど)

すると、しばらくして車が。
掃除のおばさんが来て掃除をはじめます。
「開くの待ってるの~?遠くから来たの?中で待てばいいよ~」
と声をかけてくれて。
ありがたく中に入れてもらったのですが、
頭痛は最高潮、気持ちも悪くなってきて
トイレを借りたところ
今度はいつまでたっても出てこない私に心配した受付のお嬢さんが見に来てくれました。
そして、
使っていない会議室のソファに寝かせてくれたのでした。

ううっ、なんていい人たちなのだ。

通勤電車で具合が悪くなった時は
だれも助けてくれなかったのに
日常からこんなにも遠く離れたところで親切にされて
ほろっとうれしくなりました。

だから、鳥取の人たちはいい人。
って勝手に思っています。

美術館からは大山が見えて爽快でした。
平日のためか人の少ない美術館の中でひとりぼんやりと過ごしました。
来館者のためのノートを見ると
福山雅治のファンがたくさん来ているようでしたが。
ちなみに、去年やった福山含む3人による植田正治へのオマージュ展では
通常の一年分の来館者数をあっという間に突破したらしい。
すごい福山効果。

わたしは、福山が植田正治を師事していると聞いて
逆に彼に好意を持ったんですけどね。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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