犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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NHKの「クライマーズ・ハイ」はすごかった。
そして今度は映画化。
ベストセラー→ドラマ→映画は、もう流れになってるからいたしかたない。
どうなるのかと気になりつつ、心配しつつ。

ストーリーの大筋はドラマと同じ。

1985年8月12日北関東新聞社
編集部の悠木は、以前から友人安西に誘われていた衝立岩に登るため会社を後にしようとする。
そこへ日航機墜落事故のニュースが入ってくる。
普段はどこにも属さない遊軍記者の悠木が日航全権デスクとなることになり、
怒涛の1週間が始まる。
これまでにない規模の事件とその対応に追われる新聞社で働く人たちの姿。
編集の仕事と販売の仕事。表と裏。悠木の家族関係。
その1週間に起きた出来事を、過去を振り返るように進んでいく。

悠木と子どもとの関係性と最後が映画ならではのオリジナル。
個人的にはあの最後はいらなかったかな。
気持ちはわかるけれど。
ただ、山の美しさと臨場感は映画館の大画面で見たほうが断然よい。
山の天辺を映すってことは、いったいどの高さから撮影しているのか。
とにかくすごいなぁとため息。

「大久保赤連」など世代によってはわからない言葉が出てくるけれど、
この際そこは軽く流して。
そんなことより、突然中間管理職的立場に立たされた悠木のやるせなさ、歯がゆさ。
決して間違ったことを言っているわけではない、なのに体制を重視する上司に受け入れられない。
過去の栄光にすがる上司との対立。
気持ちに嘘はないのに結果が後輩を裏切っている。
チャンスは目の前にあるのに、確証がつかめない苛立ち。

社会人なら誰でもこんな気持ちを感じることがある。

反目しあっている同期、だけどいざというときは暗黙の了解で連携プレー。
たとえいがみあっていても編集の面子をかけて販売局と対立する時は一丸となる編集局の面々たちよ!

こんな風に一致団結してがんばれたら、と思う人も多かったのではないか。

悠木さんは、ドラマでも映画でも本でも、どの悠木さんもカッコイイ。

ドラマでは佐藤浩市が演じた主人公悠木を堤真一
大森南朋が演じた社会部記者佐山を堺雅人
杉浦直樹が演じた社長を山崎努
赤井英和が演じた販売部安西を高嶋政宏

俳優はこれは自分のあたり役だと納得できることってどれだけあるのだろう。
この映画でぴったりはまったなあと思ったのは高嶋政弘の演じる安西だ。
高嶋兄の演技を実はそんなに上手だなぁと感じたことがないのだけど、
その茫洋とした目、まじめバカで仕事でも汚れ役をかぶってしまう姿、そしてなにより山男。
今回ばかりは本当に安西だった。
その息子の小澤征悦もどこまでも登って行ってしまいそうで、この二人は山男はまりますね。

堺雅人の鬼気迫る感じ。一緒に事故現場まで登る記者の震え。
実際にあんな悲惨な現場を体験したとしたら、正気ではいられないだろう。
そして被害者の遺書、これは何度見ても何度読んでも、泣く。
鬼の目にも涙させたいなら、日航。
自分だったらあんな時、何も書き残すことなどできないだろうと思う。

楽しみにしていた(実はここが一番見たかった)
最後の編集対販売の押し合いへし合いはドラマ同様
男だ!男のドラマがここにあるぞ~!!
と、熱く心沸き立ちましたよ。

しかしそこで、その熱い盛り上がりの中にふと目に入る、
ぬめっとした黒い物体が・・・嫌味な販売局長皆川猿時。
いやーな感じ。ガムの噛み方。さすがです。上手です。

クライマーズ・ハイ@映画生活
原田眞人監督作品

クライマーズ・ハイ (文春文庫)クライマーズ・ハイ (文春文庫)
(2006/06)
横山 秀夫

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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