犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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まったくなんともいいかげんな大人ばかりでてくる映画である。
ぽろっと入ってきた祖父の遺産に突如仕事に行くのをやめ、やっと働き出すかと思えばカフェのマスターになりたいなどと言い出す父。
(しかもそれは、カフェのマスターなら美人客といちゃいちゃできるというヨコシマな考えがあるからなのだ。)
せめておしゃれなカフェになるだろうという一人娘咲子の希望空しく出来上がったのは、明らかに時代に逆行している純喫茶。

離婚して一人で暮らしている母もなんだかんだいって娘より自分だし、情が薄そうな美人店員素子も常連客もこの怪しい店に引き寄せられてくる人たちははっきりいってうさんくさい。

そう。裏を返せば、こぼれてしまった人たちも安心して落ち着くことのできる、居場所としての空気を放っている純喫茶。

そんな店で、文句をいいつつも結局は父をほっておけない咲子が過ごすある夏のお話。

大人だって完璧じゃないし、また完璧をめざして子育てしても物騒な事件が起きてしまうこの現代で、こうなったら父も母も自分の好きなことをしてふらふらと脱力で生きていった方が、とてもしっかりモノの子どもが育つのではないか。
生きる目的を子どもに持つのではなく、自分中心に考えちゃってもいいのではないか。
いや、だからといってすべての大人がこうなっちゃうと、それはそれでまずいのかもしれないけれど・・・
まっとうに育ってくれないこともありますしね。

「大人だっていつまでも青春したいって思ってるし、恋もしたいものなのよ。」
子どもの面倒もみないで、なにおう!と、思ってしまわないでもないけれど
普通の子どもから見れば、<大人>というもの、<父母>というものはそうゆう感情とは無縁のものだと思うものかもしれない。

誰だって生きていれば、あれもしたいこれもしたい。
したくなくたって、浮ついて、魔が差して、嘘ついて、自己嫌悪して、虚勢を張って、適当にごまかして、失恋して。
そこに、そんな気持ちをふっと和らげる喫茶店があれば、大人なら通ってしまうことでしょう。

純喫茶磯辺@映画生活
吉田恵輔監督作品
宮迫博之・仲里依紗・麻生久美子

ああ!ハリセンボンの春菜ちゃん!いい味出してました。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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