犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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正しい日本語は外国から

進化し続ける日本語に対して、耳に優しい正しい姿の日本語を聞くにはいまや日本人ではなく外国人の口から発せられるものなのだな。
とりあえずそう感じた。
梨木香歩原作の児童文学(文庫化してるけど、結局は子どもに向けて書かれたもの)の映画化作品。
中学校でクラスになじめない主人公が、学校に行かれなくなる。
心配した母親はしばらく英国人の祖母(もちろん日本に住んでいる。母親は日英ハーフという設定)にあずける。そして、祖母との魔女修行がはじまる。
という、ストーリー。

梨木香歩を好きな人の多くはこの「西の魔女が死んだ」に感動した人が多いのだろう。
泣ける本の筆頭だ。
映画化にあたってこの作品世界を壊さずファンに伝えるかというのが、一番大変なことだったと思う。
結果として大筋ではずれはなかったのではないかな。
それでも自分がすれてしまったのか、元々ピントがずれているからか、実は少々退屈してしまったのだ。
そして終盤、すすり泣きが聞こえる映画館でまたしてもいたたまれない気持ちになった。
いや!少しはじわっとはしたんですよ。はい。
ああでもこれは『解夏』と同じことなのだ、きっと皆が泣くところは私のツボではないのでしょう。

文章で目にするとスッと入ってくる世界が、映像となると、よりわかりやすくなっているはずなのに目の前を過ぎていくだけのような気がしてしまう。
おばあちゃんの言葉の重みよりも、なんだか説教臭いなと・・・
しかし現実に中学生の子が観たら、きっと受ける気持ちが違うのだろう。
そうね。自分がこの映画の適齢でないだけなのだ。うんうん。
主人公視点で読んでいった小説とは違い、どうしてもおばあちゃんよりの視点で見てしまったのもそのせいなのだ。
素直な人が素直にみると、とてもよい感動があるのだと思います。

魔女である祖母役のサチ・パーカーの不思議な癒やし効果を発する日本語に心地よくなり。
ハーフといっても遜色ない顔立ちの母親役りょうは、お茶漬けが似合わないなぁとそこが一番お気に入りのシーン。
無愛想で不器用な主人公まいにぴったりのひょろっとした足の高橋真悠。
女性3代のつながりと違いが面白かった。
そしてなにより魔女修行の一環としてするおばあちゃんのお手伝いのベリー摘み、ジャム作りにラベンダーの上に干すシーツ!おいしそうなトーストは、映像で観ると格別ですね。

映画を観た人はぜひ、もう一度小説を目にすることをおすすめします。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/07)
梨木 香歩

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コメント

結局見なかったよ・・・映画
TV待ちかな~

そうそう、この西の魔女って
中学生が読んでほしい作品だよね~

だから映画もそういう感じなのかもね。。

>あいんさん
確かに、中学生あたりに向けて作られているのだと思うよ。
そうゆうものに、大人がはっとさせられることもあるのだろうけれど。
テレビだと、来年あたりかな?

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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