犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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ベトナムは縦長な国で、北は中国にくっつきそのまま下へラオス、カンボジアに沿って海側に、ゆるやかなS字を描いたような形をしている。
そして、ホーチミンは南の大都市なのである。

もともとはサイゴンだった地名が、ベトナム戦争で南北統一に成功したホー・チ・ミンの名前をつけるあたり、レニングラードと一緒だね。

そのホーチミンから行かれるオプショナルツアーの中で今回選んだのがクチとミトー(メコンデルタ)。
というより、このふたつがホーチミン旅行のメインらしい。
あと行かれるとしたら、リゾートビーチかミトーから先へ行ってメコンデルタを1泊2日とか。

クチといえば古川日出男の『ベルカ、吠えないのか』(こんな話→http://torota.blog31.fc2.com/blog-entry-93.html)に出てくる、ベトナム戦争時にクチのトンネルで過ごした犬のくだりが頭に浮かび、メコンデルタといえば『地獄の黙示録』を思い出す。
どちらにせよ、ベトナム戦争とは切ってもきれないんですね。

さて、まずはクチへ。
ホーチミンから1時間半くらいのところにある。
アメリカ軍を撃つために北ベトナム兵士が掘った地下トンネルで、およそ250km。その一部を公開しているのだ。

マイクロバスに乗って、ものすごいバイクの量に負けないように走っていくとあっという間にのどかな風景になる。

のんびりと田んぼの真ん中を進むバイク。日陰でぐだぐだしている犬。
お庭でぐだぐだしている犬。ニワトリ(ああ、鳥インフル?)、ハンモックで寝てるおじさん。
アメリカ軍が落とした爆弾でできた巨大な痕にできた水溜りで泳ぐ人。
ああ、こうゆうのが見たかったのよ。ってか、犬のトコで止まってくれ~。

などと、悶えてるうちに到着。
着くとすぐに「ここのはきれいだから、ここでトイレに行ってください。」
確かに。トイレは大事です。はい。
一部扉が閉まらずあわあわしている人いましたが、西洋人観光客などは気にせずがっつり入ってましたね。
入るとすぐに、穴を掘って作ったような部屋に通されビデオ鑑賞。
しかも日本語!
ベトナム戦争でのクチトンネルやそこにいる人々の様子をお勉強。
それから実際トンネルへ。
ベトコンが編み出したシンプルかつ効果的な身の毛もよだつ罠や
アメリカ軍が落とした爆弾の痕↓

ベトナムクチ3

日本がB29ならばベトナムではB52なのだそう。
写真ではわかりづらいが土地が衝撃でお椀型になっている。


秘かにあるトンネルの空気穴 ↓

ベトナムクチ1

言われなければ動物か虫の巣穴かと思って通り過ぎてしまいそう。

戦車↓

ベトナムクチ2

ツアーの同行者たちがガイドさんに撮って貰っていたあと、ひっそりと旅の友であるリヘイさんと戦車を。
過酷な場所でも和みのリヘイさんです。


などを見てからいざトンネル内へ。

ほんの短い距離だけど、トンネルの中は狭く中腰でじりじりと進む。
途中段差や曲がり角もあり。男性はかなり苦戦していた様子であった。
まず閉所恐怖症の人はやめましょう。
本当にあんな狭いトンネルで暮らしていたなんて、信じられない。

ベトナムクチ4

出口の階段部分は割りと余裕があるが、その前は四方から壁が迫ってくるくらい近くて狭い。
しかし、トンネル内に灯りはあるし出入口には係の人がいるので恐れることは何もない。
ちょぴっとの距離なのに外に出るとほぅっとする。


実際北ベトナムの人は過酷な状況で、現代の人よりも体重も軽く背も低かったのだそうだ。
だから、あの大きさで大丈夫なのか。

ガイドさんについて歩いている間、ずっとパンッパンッと乾いた音が響いていて、
これって銃弾の音だよなぁ。
近くで演習でもしてるのか、それとも効果音なのか。
と、気にしていたら「銃を撃ちたい人はいませんか?」
すごく格安で撃たせてくれる演習場があった。
銃の種類も選べるようで、好きな人にはたまらんのでしょうな。

はな

盆栽風に小さな鉢に大きな木というスタイルの植木をベトナムではたくさんみた。
しかしホンノンボ(ベトナム版伝統あるマン盆栽のようなもの)にはひとつもあえず。


ミトーは、もっと遠い。
国道をまっすぐまっすぐ、です。
都心部では信号も気にせずバイク天国だが、さすがに国道となればトラックや車も多い。
もうちょっと安心ドライブになるのでは?と思っていたが、後ろの車煽りまくり煽られまくり。
みなさんとても好戦的な民族、というお顔ではないのですがー。
帰りには実際に事故現場に遭遇。
ガイドさんによると、1日に30人は交通事故で死亡者がでるのだそうです。
バイクのヘルメット着用も最近定着したのだとか。

都心から離れるにつれ、やはりのどかな雰囲気にはなるのだが、すごい勢いで過ぎ去っていく。
道々に木陰にハンモックを吊るしているところがあるので聞いてみると
それはサービスエリアなんだそうだ!
で、サービスとは女の子が一緒にハンモックで添い寝してくれたりしちゃうんだという!!
そして酒もでちゃうんだという!!!
で、トイレは汚いよ。とは・・・

女性向けエリアもあるんでしょうか。

さてミトーはメコンデルタの入り口にあたるそうで、そこからボートに乗ってメコン川に浮かぶ島へ行く。
その前に、トイレ。
手を洗おうとしても蛇口なし。おお!自動か。しかし手をかざすも水がでる気配なし・・・?
ふと隣のベトナム人女性を見ると、出てる。
出ない・・・。
視線を感じたのか、もう一度やって見せてくれる。
どうやらセンサーが感知する位置にはコツがあるようです。
「出たー!どうも、ありがと!」と騒いでいたら、笑われてしまった。

ミトー3


やっとこボートでメコンデルタへ!
水は茶色い。どこまでも広い。雲はもくもく。

メコンデルタ


島では養蜂や果物を作っていて、まあ後は食べて買って?食べて買って?の繰り返し。
でも、初めての生ベトナム犬との接触に、「うきゃー、めんこい!」「めんこいこはいねか~。もっと、めんこいこはいねか~」とにわかナマハゲになったわたしは、幸せスイッチオン。
ハチミツはすんなりと甘く、お茶もおいしい。
地酒(ウォッカのようなもの?)やハスの実・生姜・冬瓜の甘納豆、フルーツ盛り合わせを試食。
ところで、どうしてフルーツの島なのに、フルーツが切ない味なんでしょう。ううっ。
同行者全員で頭をかしげる。

して、メインは手漕ぎのボートに乗ってニッパヤシの生い茂った中を本流まで戻るのだ。
とはいえ観光客が漕ぐわけではなく、ボートの先頭と後ろに乗った現地の人が漕いでくれる。
島の生活をみせ作物を売り、ボートを漕ぐ。観光客は彼らの貴重な収入源なのだ。
さてベトナムといえばこれでしょうという三角の日よけ帽子を被って乗り込むわたしたちをじっと見つめる熱い視線。
うん、本当に日差しが暑いぞ~。
暑くて大変だなぁ。うーむ、じっとこっちみてるぞ~・・・。

ミトー


「チップください。」
「そのボート漕ぐ人、一番うまい。(彼を指差し)チップ、チップ」

すれ違いざまに手を伸ばす人、ボートの漕ぎ手にチップを渡すように勧める人。
そして、暑い暑いと訴えながら漕ぐ若者。
後ろの漕ぎ手の前に座った女の子が「漕いでくれてありがとう。暑いよねぇ。そうだ!扇いであげるね!」と言って扇いであげていたけれど
天然?そうゆうことなの?それでいいのか?
そうだね、それでいいんだな・・・

楽しさの中に切なさを感じた。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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