犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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「ゴス」と聞いて思いつくのは、いまや「ゴスロリ」だけ。
黒いひらひらしたお洋服が頭を舞ったが、そんなだけのものではもちろんないから芸術なのである。
展覧会概要の言葉を借りれば
<保守的な世界に立ち向かおうとする自己表現のありようそのもの>なのだそうだが。

よく国語の試験では、作家の意図したものとは別の答えが正解だったりする。
それと同じで芸術・美術というものも、作家の気持ちとは別の解説がついていたりするのだろうか。
とにかく、どうしてこんなに深く作品についてのべられるのか、そこに疑問はないのか。
解説を見るたび、はなはだ疑問だ。
だって、この解説を書きましたがあってますか?
なんて作家に聞いたりはしないわけでしょう。
作家としても、「おお!そうそう、そんな意味なんだ。」なんて渡りに船で乗っかっちゃったりして。

それでも生真面目に解説を読まなくては気がすまないA型なのです。

はかない骸骨の世界からはじまり、アナタダレデスカ?ニホンノアニメダイスキデス
指の闇鍋、ゴスロリ地獄、ああ恐怖の館…やめてー、
そしてすべてを超越した解放へ。

ディープワールドへようこそ。

思い出すだけで胃があがってきそうなほど、一足進むごとによくわからない世界へ突入。

リッキー・スワローさんの精密な技術に感心。
ここが一番好きかもしれぬ。

吉永マサユキさんの黒から白、かわいいから痛いまですべてありの写真は、
これでもかこれでもかとはりめぐらされ
見ていて苦しい。
おかーさん、酸素をください。
白いタイツに太い足。
自分の幼少期を思い出します。
大量の写真を前に立つと、ひとつひとつのささやかな訴えが集団となって
ゴスゴスゴスと訴えかけてくる。
写真の中の人たちは痛々しい。
これは世界に立ち向かおうとする人たちなのかな。
自分の心の扉を守ろうと毛を逆立てているような気もするのだが。
それでいて羨ましいことに、自分を表現できる自分の世界に没頭できる喜びももっている。

そしてピューぴるさん。
自分をまる裸に曝け出せる強さ。
あまりのことに圧倒されました。
すごく裾の長いウェディングドレスをみて、
ふと、とろたがドレスに潜って遊んでもこの人はきっと怒らないだろう。
なんてことを考えた。

どんな内容であれ、きっと学芸員は正しいのだ。
解説が理解できないのは私の理解力のせいなのだ。
だって、これ以上の作品の並びは考えられない。

3月26日まで

しかし、小市民には厳しい旅路であった。
常設展でブレッソンにあった時、
異国の地で知り合いにあったと同じくらい、ホッとした。脱力。ふぅ。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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