犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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大人のための日本映画を観た。
それも、たぶん恋愛映画なのだろう、と思う。

たんたんとしている中に、それぞれの<想い>が浮かび上がってくるような映画だった。
シリアスなのか?と思わせつつ滑稽で。
それもわざとらしくなく、ただ滑稽で。
生きていくことって恥ずかしいことが多いんだってことでしょうか。
ラストはかなりびっくりしました。
いや、あんなふうに終わらせるとは。

『いつか読書する日』緒方明監督/田中裕子/岸部一徳/仁科亜季子

主人公は50歳の独身女性。スーパーのレジと牛乳配達をして暮らしている。
どこかさみしそうな、つまらなそうな彼女の人生。
でも、胸の奥にはずっとわすれられない人への思いを秘めている。
その相手は、毎日決まった時刻に配達される牛乳ビンの音に耳をすます。
彼もまた彼女への思いを抱えている。
その妻は、末期癌で余命が長くない。
穏やかな夫婦生活に不満はないけれど
夫の本当の姿がよくわからずそれだけが気がかり。
そしてある日妻は夫の秘密にふれる…

この映画ではまず仁科亜季子に驚いた。
松方弘樹の別れた妻。元女優。2時間ドラマでは無表情のクールな演技。
というイメージしかなかったけど、
もうすぐ命が消える女性をとても印象深く演じていました。
裸足で歩く足までも雰囲気ありでした。

そしてこの映画では登場人物のひとりの認知症が進んでいくさまを
とてもうまく表現していました。
今、起きたと思ったのに気づくと何時間も経っていたり
いると思っていた人が突然いなくなったように感じたり。
病気の当人の視点で描かれていた部分が
妙に納得で、それは混乱するよなぁと実感。
しかもそれをユーモラスに描いていたのでよかった。

韓流とは逆を行くような日本の純愛映画。
芯のあるいい日本映画を観たな、という感じで
よい時間を過ごせました。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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