犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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ドラマにはまって、小説に落ちた。
熱い男のドラマだった「ハゲタカ」。
その世界は普段の自分とはあまりにもかけ離れていて、そして自分が経済について全然わかっていないという事実(それはわかってはいたのだけれど)を再認識。
バイアウト、TOB、ゴールデンパラシュート、バルクセール、ホワイトナイト・・・でてくる単語がみんなわからん~。
それって常識なんですか?
ということで、原作を読んでみた。

著者が元新聞記者ということもあり、男性むけの硬さを感じた。ドラマを見なかったら手に取ることはなかっただろう1冊でした。
過去から現在に向かって流れる設定はドラマと同じ、でも登場人物設定は変わっています。
鷲津さんが元ジャズピアニストというので、ドラマで突然ピアノを弾いたシーンに納得。あまりにも唐突で意味不明だったんですよね。
ストーリー性というよりも、物語を通して日本の経済を教えてくれる点でおもしろかった。
最初にきちんとフィクションです、と言われているので作者の想像と知識が詰まっているのだけれど、お菓子メーカーのナブスコ、大手スーパーのダイコー、地方銀行の足助銀行。
あれ、どこかで聞いた名前。そしてその企業の置かれている立場も・・・。
素人にはとってもわかりやすい経済指南書でした。
バブルに浮かれて、ハゲタカの餌場となる日本。でも、自力では這い上がれない日本。結局ハゲタカ頼みなのでした。
それにしても、銀行って怖いな。いまだって利息あーんなちょびっとなのに働いてる人の給料はいいんだろうしなー。
つい恨みが入っちゃいます。
ああ、小説の影響受けすぎだ。

もうすこし物語と登場人物の内面に広がりがあれば、もっとよかったのに。最後の芝野さんとのやりとりも緊迫感が感じられず、残念。
それと、どうしても鷲津と恋人リンのやりとりとか入り込めませんでしたね。男性はこうゆうのがいいのでしょうか。
ちなみに各章の始めに新渡戸稲造の「武士道」からの引用があったのだけど、なぜ最後はジム・モリスンの「TheEND」なんだろ。映画『地獄の黙示録』と一緒だなぁと思いながらも・・・不思議だ。
次の「バイアウト」に期待します。

ドラマと小説は別物でした。
脚本家は原作の展開から鷲津と芝野の対比に絞ること(上司部下という設定含め)で、大企業で働く人の辛さや怖さをも伝えることに成功したと思う。そして経済が苦手な人はドラマを見てから小説を読めば、バブルからの日本の経済についてはばっちりです。

ハゲタカ 上
真山 仁〔著〕
講談社 (2006.3)
ISBN : 4062753529
¥820


ハゲタカ 下
真山 仁〔著〕
講談社 (2006.3)
ISBN : 4062753537
¥770

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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