犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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モノレールねこ
加納 朋子著
文芸春秋 (2006.11)
ISBN : 4163255109
¥1,600


道でよく会う猫やいつも通る道すがらにある家の犬に勝手に名前をつけたりしませんか。
犬小屋に名前が書いてあれば話は別ですが、たいていそんなものはありません。
だから、そのコの特徴やその日の気分で命名する。
<しっぽなめこ><まるがお><ごまめちゃん><僧侶><ノーブルさん><みけこ>・・・

この本の表題作「モノレールねこ」も小学生の主人公がつけた名前です。すごーく太ったぶちゃねこが塀に座っていると、お肉がたらんと垂れて塀をはさんでしまう。
想像つきます。

加納作品は初めて読みましたが、ファンタジーともミステリーともつかないような世界を懐かしさを感じる文体で書いてありました。
目に見える世界と見えない世界の境界があいまいで、日常にありえそうな気がします。
書店でも目につく人ではあったけれどずっと読んでいなかったのに今回手に取ったのは、やはりカバーイラストとタイトルのせいです。
しかし全部で8編からなる短編集でしたが、作品にあまり意外性は感じなかった。
それでも「モノレールねこ」のねこを仲介しての文通はかわいらしいしやっぱりねこが好きな人にはたまらない部分があるんじゃないかな。(最後のオチはどうかと思うけど)
「バルタン最後の日」のザリガニの視点が可笑しいやら悲しいやらでザリガニも大変だのう。
なんだ、結局動物モノに弱いだけでしょって言わないで、「シンデレラのお城」はまた違う感じでよかったですよ。
手軽に読める1冊だけど、まずは初期の作品から読んだ方がよさそう。

ところで「マイ・フーリッシュ・アンクル」のことを「わたしのおバカな足首」って思ってたわたしは(さすがにすぐに気がついた)アホですな。

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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