犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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ノア・バームバック監督の自伝的要素の強い作品。
有名作家で今はスランプの大学教授の父と現在売れっ子作家の母の離婚を機に、見えてくる家族のありかた。親も子どももいろいろありますなぁ。
スノッブでけちな父と赤裸々に男関係の話を子どもにする母、父信奉者で何事もパクリで生きている兄(主人公)と母大好きでストレスをお酒でごまかす弟。
脚本もうまいし、俳優も確実で佳作。
(久しぶりにみたウィリアム・ ボールドウィンにはびっくりしましたが。それはそれでいい感じでした・・・)

自分の頭で考えず、父の言葉を自分の考えのように口にしていた主人公がカウンセラーの質問に答える時、彼の繊細さや本質的な頭のよさを上手に表していて、うまい脚本だなぁって思いました。
なんていうかアメリカってすごいなぁ。誇張されているのだろうけれど、これでは子どもはグレるかさっさと大人になるかしかありません。
タイトルの不思議は後半に明かされます。

しかしだまされた感が抜けないのは何故だろう。
つーかだまされました。
宣伝では、両親に離婚を切り出された子どもたちの最大の関心は猫と書かれていて
「頼むから待ってよ。だって猫はどうするの?」というセリフ。
そして、家族の一員として会議に参加している猫の写真。
動物好きの心わしづかみですよ!

これだけで、猫重要な位置にいると思うじゃないですか。
しかし、ポスターになってる場面はあったけれど、猫いなかったじゃん!
猫はほとんど画面にでてこないじゃん!

見終わった感想は、「猫、出番なし」「クレジットに猫の名前なし」。確かに、うまい宣伝文句ではありますが、ウソのポスターはいかんですよ。

去年のアカデミー賞で脚本賞にノミネートされていた作品。『クラッシュ』がその時はとりました。
それだけに、なんだかねぇ。猫前面に出さなくてもうまい宣伝はできたように思うのです。
っていうか、猫で引っかかってるのはわたしだけ!?

かもね。

コメント

*初めてお邪魔します

torotaさん、こんにちは。初めてお邪魔します。

本エントリー、表題(副題)に惹かれて読み始め、最後まですっと楽しく読み終えてしまいました。

確かに^^あの猫は、終盤での玄関から逃げて行くシーン以外では余り印象に残りませんでしたね。余り猫の種類には詳しくはないものの猫好きな僕に取っても、あの猫は印象に残るような泣き声すらあげなかったような記憶もあり…、今さらながらに少々勿体無く感じてしまいます。

勿論、映画自体は僕に取って今だに忘れがたいものとなっています!

>自分の頭で考えず、父の言葉を自分の考えのように口にしていた
>主人公がカウンセラーの質問に答える時、彼の繊細さや本質的な
>頭のよさを上手に表していて…

確かに。僕も仰るようなウォルトの本質的な繊細さを、このセラピーの場面、また、終幕前での父親を見舞う病院のシークェンスに於いてよく感じ取れました。

それでは失礼します。

>ダーリン/Oh-Wellさん
はじめまして。
感想ありがとうございます。
ポスターに写っていた猫は、とっても印象的なヒトだったんですけれど。もうちょっと出番があってもよかったですよね。
ダーリン/Oh-Wellさんのところにもお邪魔させていただきますね。

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■〔映画鑑賞メモVol.15〕『イカとクジラ』(2005/ノア・バームバック)

―& デヴィッド・リンチ監督最新作“Inland Empire”(2006)の予告編登場≪→直接飛ぶ≫◆◆エントリー内参照(Rock関連)・・・ピンク・フロイド「ヘイ・ユー」、ルー・リード「ストリート・ハッスル」≪→こちら≫、ピンク・フロイド≪→こちら≫こんばんは、ダーリン/

イカとクジラ

 コチラの「イカとクジラ」は、ノア・バームバックが監督&脚本を務めたPG-12指定のヒューマン・コメディです。監督のご両親もこの映画同様2人とも作家で、自伝的な映画と言えるんだそうですね。 タイトルの「イカとクジラ」は、「ナイトミュージアム」の舞台でもあっ....

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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