犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今回のおすぎには脱帽です。
いろんなことを言っていつも褒めちぎるおすぎさんですが、
<"美しい国 日本"というキャッチフレーズはこの映画の前では力も色も失う>
これは、うまい。
そうだよ、そうなんだよ、うん!

ケン・ローチ監督の2006年カンヌ国際映画際パルムドール受賞作品です。
重くて痛い、(『SWEET SIXTEEN』は、あまりにも希望のなさすぎで、現実にうちのめされました)でも目をふさいじゃいけない現実を教えてくれるのがケン・ローチ作品。自分の元気がないときには観ないほうがいいですね。

主人公を演じるキリアン・マーフィー(吸い込まれるようなけぶった青い目は、やっぱり素敵ですねぇ。)をはじめとする出演者はみんな舞台となるアイルランドのコーク出身者で、演技経験のない地元の人々もたくさんいたようです。
真実に近づけるために、人の雰囲気、訛りなどできるだけ本当のものをというこだわりが感じられます。
とすると、映画に一瞬だけ出ていた3本足の犬も地元犬でなんとなく出演してしまったのかも。
ちゃんとエンドクレジットに名前が出ていて、ケン・ローチいい人だなぁ!

今回は、アイルランド闘争の始まりを描いた作品です。
イギリスに対抗する組織IRA(アイルランド共和軍)の存在は知っていたけれど、その過激なテロ活動の方ばかり報道されていたのでこんな歴史からはじまっていたとは全く知りませんでした。
イギリスの横暴な政策が取り上げられているので、反英国的映画だと批判もあったようですがこんな風に自分の国の非をきちんと語ることのできる映画って逆にその国を愛している証拠だと思います。
間違えもあったけれど、過去を忘れないでいきましょうっていう。

とはいえ硬い歴史モノなの?っていう先入観を与えないようにいっておきますが、兄弟の絆やスリルもあって説教くさい感じはないですよ。
反体制のリーダーの兄と地元を捨てようとした医者の弟の立場が変わっていくところ、最後の場面は息を飲みます。
泣くとかそんな感じじゃなかった。

少し前に世界史は受験に関係ないから勉強してない学校がありましたが、やっぱり受験と関係なく勉強はしたほうがいいですね。
まあ私のように、世界史選択だったのに肝心なことはまったく頭に入っておらず、という風になっちゃ元も子もないけどね。
歴史的な流れがいまひとつわからなくて、今回はパンフレットを購入してしまいました。
知ってて観たらもっとよく理解できたかもしれない。
実は歴史って授業でよりも映画で知ったことの方が多い気がする。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://torota.blog31.fc2.com/tb.php/206-5238cf1e

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。