犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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やりたいこと、夢、自分の一生の仕事。
それらを手に入れている人ってどのくらいいるんだろう。
大抵の人は、どこかで自分と折り合いをつけて生きている。
たまにふと、古傷がうずくように別の生きかたがあったかもしれないなぁなんて思うけれど、
それでもどんな仕事でもやりがいを見つけることはできるのではないのでしょうか。

NHKドラマ「スロースタート」を見ていて、そんなことを感じた。
やりたいことを諦める人もいるけれど、その前にやりたいことが見つからない人もいる。そしてそんな自分に自信が持てなくなって人と交流がもてなくなって引きこもってしまう。
このドラマで描かれる人たちはほんの一例だけど、そんなニートや引きこもりと呼ばれる若者たちを、現実世界に連れ出す手伝いをするNPO法人の話。
水野美紀演じる"レンタルお姉さん"は、カウンセラーでもなければ心理学を勉強したわけでもない。むかしあった、ご近所さん、という考えを元に普通の人が派遣されていく。

働かなくてもひもじい思いをするわけではない。親世代からみると贅沢な悩みだ。例えば、そこがイラクだったら、アフリカだったら、そんなこと言っていられないだろう。外に出たくないなんて言ってる場合じゃなく多くの現実が目の前に迫ってくるのだから。
そしてそれらを解決すればなんとかなるという希望も、もしかしたらあるかもしれない。
でも、今の日本はそうではないし。もっと乾いて底のない見えない現実に、動くよりも頭で考えて疲れて部屋にこもってしまう。
まじめできちんと考えてしまう人ほど、辛い目にあう現実です。

働こうと勇気を出してハローワークへ行った萩原聖人演じる退職型ニートの男性に対し
「履歴書の空白の期間は、なにをしていたのですか?面接で突っ込まれますよ。」と職員が応対する場面に、何気ない言葉なんだろうけれど、以前見た「ワークングプア」の特集番組でのハローワークの対応を思い出した。
それは、やっと受け入れてくれそうな仕事を見つけたのに、面接に行く電車賃がなく困っているホームレスの求職者に対して、
じゃあ仕方ないですねという具合にあっさりと切ったものだった。
相手の事情を考えたら、電車賃くらい貸してあげることはできなかったのでしょうかと、行政のありかたにもの申したくなってしまいましたよ。

今年は景気上昇に加えて団塊世代の退職で、就職活動は売り手市場なんだそうです。でも、中途採用や3年以上の既卒者への扱いは厳しい。結局氷河期世代は抜け出せないんでしょうか。

ああ、なんだか悲しくなってきちゃったな。
ニート問題、がんばります。
教育問題、がんばります。
そんな風に政治家は、簡単に口にするけれどそれらの政策が個々で終わるのではなくて、うまく絡み合えばいいんだけどね。

ドラマの原作はこの本でした↓
レンタルお姉さん
荒川 竜著
東洋経済新報社 (2006.5)
ISBN : 4492222707
¥1,575

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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