犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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図書館内乱
有川 浩著 / 徒花 スクモイラスト
メディアワークス (2006.9)
ISBN : 4840235627
¥1,680


図書館戦争」の続編です。結局読んでしまいました。
つくづく思うのですが、本と読み手との出会いってタイミングがあるなぁと。
その時の気分によって本から受ける印象がずいぶん変わる。だから、一度読んだ本でも何度も読み返して楽しめるわけですが。

今回読んだ「図書館内乱」、想像以上にぐっときました。
前回で作中の図書館にまつわる世界の設定と登場人物紹介がすんでいる分、のっけからがっつり飛ばしてきます。
良化「査問」委員会による不当な言いがかりに小牧さん巻き込まれ、図書館の中央集権化を狙う「未来企画」に手塚振り回され、謎の男に柴崎つきまとわれ…
もちろん乙女爆弾・笠原郁に何も起こらないわけがない!で、堂上さん出陣。ってとこでしょうか。(わからない人にはなんもわからん説明ですなぁ。)
脇キャラに焦点絞っていて、それぞれに深みが出た感じです。
特に柴崎がいい。
恥ずかしくて本から目をそらしちゃうほど甘い部分もしっかり健在です。そしてついに王子様の正体が郁にばれる…?!
あのラスト。そりゃあ次も読まないわけにはいかないでしょう。

"内乱"なだけに、図書館内部での意見の相違や政治的、役所的な流れなど一筋縄ではいかないあたりが、「図書館戦争」よりも具体的で、そうそうどの世界もそんなことあるよね、と共感しかり。
内乱の発端として未成年者の実名報道記事の閲覧制限をするかしないかで揺れる図書館が描かれてました。
この辺り、少し前に現実にありましたよね。
後日日本図書館協会は「閲覧制限は検閲にあたる」との見解を出しましたが、その日のうちに速攻、制限してしまった図書館は焦ったことでしょう。
ちなみにうちの図書館は、まあ、制限しちまった図書館なんですが。
普段とは違うすばやさをもって処理していた上司たちに唖然としてしまいました。「図書館内乱」では、慎重に現場職員含め話し合っている姿があり、その姿勢は涙が出るほど羨ましかったよ。

理解ある上司がいる彼らが羨ましい。もし現実に図書隊があったなら入っちゃってますね、きっと。

超不当的態度をとるお役所に対抗するため、立てよ司書!

第3弾は「図書館危機」2月7日発売だそうです。
詳細は電撃文庫&hp

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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