犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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第18回東京国際映画祭、史上初の4冠獲得は根岸吉太郎監督作品『雪に願うこと』でした。
なのにずい分扱いは地味でしたね。気がついたら終わっていたというか。世間の評価は映画祭とは違ったということなのかな。
帯広、ばんえい競馬、というふたつに惹かれて観た映画。いろいろと凝った演出の映画が多い中シンプルで素直にはいってきました。

東京で行き詰った主人公が行き場をなくし、調教師の兄が運営するばんえい競馬の厩舎で働くうちに自分の弱さを見つめなおす。経済の発展地東京で破綻した弟と年々さびれていくばんえい競馬で生きる兄。ふたりの生き方と地方と都会のそれぞれの現実が描かれている。
ストーリーはありきたりといえばありきたり。

佐藤浩一は、やはりカッコイイ上司などよりも不器用な古い男を演じた方がかっこいい。
主人公の伊勢谷友介はハンサムでした。こんなに彼をきちんと見たのははじめてかも。(『CASSHERN』は、もう呆然としていたので。)美男子っていうのはこうゆう人をいうのですな。スクリーンの中でひとりだけ浮いちゃうくらいハンサムだったので、厩舎で働くの面々の湧きあい合いの中で主人公を浮き立たせるにはかえってよかったのかも。

普通に演じることができる、ということを最低基準にすると役者をみて演技が上手いと感じるのはどこなんだろう。
この映画も脇のみなさんはいい味だしてるなぁと思いました。
でも伊勢谷くんのように顔が良くて人気のある人というのはそうゆう意味では損をしている気がする。
演技よりその姿に目がいっちゃうので、他の役者の倍うまくなくちゃ認識されないというか。
ふと、そんなことを思った。

でも何に一番喜んだのか、torotaを知ってる人ならわかりますね?
そうです、馬。
帯広の早朝、雪に沈む家々の屋根、歩く馬から立ち上る湯気。
吐く息が白いというレベルではなく、白いもやの中をゆくのだ。
レースの時はたてがみを編みこんでおしゃれしている馬たちがかわいい。勝たなきゃ意味がない、金にならなきゃ肉になる。そういいながらも厩舎で働く人の馬への思いが伝わる。
ちなみに映画でウンリュウという馬をやっているのは、本名をマルニシュウカン(!)という現役レース馬だそうです。

原作は帯広在住の作家鳴海章の「輓馬」↓
輓馬
鳴海 章著

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寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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