犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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その昔、実家で蝙蝠と遭遇した折に(確か動物園から帰ったら家にいたんだった)
母は、祖父に「蝙蝠がでた!」と電話をしたことがあったのでした。

「そんなもん箒ではたけ!」

ってさすが明治のオノコは言うことが違う。
迷ったあげく掃除機で吸い取るという行動に出た母であった。
昔の掃除機は直接ゴミが溜まるものだったので、こそっと庭にゴミを出すと
気絶した蝙蝠が1匹。
朝には消えていましたとさ。

箒と掃除機、どちらがよかったのか。
衝撃は大きくとも痛くない分掃除機の方がよかったような。

などと思い出話を織り交ぜながら、「掃除機で吸ってみたら」と母。
吸えないから!大きいから!ガンバなんだから!
ちなみに、虫取り網も箒も殺虫剤ももちろん殺鼠剤もなんもない。
というと
「もっと早くなんとかならなかったの?」としごくあたり前のお言葉。
だって現実逃避はお手の物ですから。

熱湯をかけたら?というお言葉に、それで死ぬんだろうか?
というか殺したいのか?
いや、そもそも弱っているようだし(希望的観測)放っておけば死んじゃうよ。
と、そこで母が「どんどん回復したりして」というではないですか!?

それはまったく考えていなかった。
心拍数あがりました。
しかも熱湯アドバイスをしたくせに、
「かえって暴れたりして」とか
「噛み付かれないようにね」とかいろいろおっしゃる。
母としても自分が言ったことを実行されて、怪我でもされたらと思うと
つい二の足を踏んでしまうのだろう。
が。
しかし、結局逆ギレする娘なのであった。
「じゃあ雨の中殺鼠剤買いに行ってくりゃいーんだろっ(泣)」

でも結局、薬局はすでにやっておらず。
それより殺したいのか?
そもそもこんなに大きい人間があんなに小さなネズミに怯えるってどうよ。

ネットで<鼠><捕獲>などと、ぐぐるさんのお世話になるも
大々的な業者ばかりヒットして、家に出た場合のとっさの判断はまったくなし。
ひとつ家にでる鼠を殺さずに捕まえたいという人が、ハーブの香りをスプレーしまくって
(その方の考えでは、彼らはハーブが苦手らしい)行き場を狭めたあげくに
ビニールに捕獲しました。という記事があったけれど、
そしてたいそう小さくて愛らしい鼠の画像がアップしてあったけれど、
それはなんだか家とは違うな。

それより、今どうなってるのだ?
で、コンコンしてネーさんはいりますよーって声をかけて覗く。

元気になってるー

そこへまたしても母よりアドバイス。
「生きていると手を汚さなければならないこともあるものよ。」

そうだよね。
ガンバとは共存できない。
あんなにガンバのことが好きだったのに。
いまや、リーピチープでさえ抱っこできるか疑わしい。
いや、できないだろう。
一瞬にして二階堂化なのだ。

なんたってあんなにちっさいのに(ネズミとしてはでかい気がするが)
すごい存在感を放つニオイ。
わかった。
お湯わかす。桶にいれる。でも迷う。
しかし、ゆけっ。
ええいっ。ってお湯をかけたら

キィー

って泣きました。
ごめんなさい。ごめんなさい。あんなに動物好きとか言っておいて、偽善者ですわたし。
ううっ。
びっくりしたよね。熱かったよね。怖かったよね。

お風呂の隅で浴槽の壁をむいてうなだれる濡れ鼠。
嗚呼、濡れ鼠。

昔の人は、本当によくものごとがわかっていた。
「おめえ、びしょ濡れだぜ?まるで濡れ鼠だなぁ。」って。
猫でも犬でもない、鼠。
本当になんて惨めでかわいそうなの濡れ鼠。

濡れ鼠に心を撃たれた。

口に手ぬぐいビニール手袋にサンダル履いて、棄てタオル2枚にゴミ袋。
torotaはやればできるコ。できるコ。やればできる。と3回唱える。
不穏な気配に動くネーさん。
そこへタオルをふわっと投下!
暴れるか?・・・!

なんと、むしろかわいらしくタオルの下へこそっとお隠れになったのでした。

タオルの上からぎゅっとしてビニールへ捕獲しようとすると
ものすごく元気に暴れた。
ネズミも必死なら人間も必死。
失敗は許されぬ。
無事にビニールへ確保!

カサカサカサカサ。

あわわ。こんなに元気とは。

わかったよ。オバサンはそんなに鬼じゃないよ。外へ連れてくからカサカサしないでー。
って、1階まで走り降りて雨の中一瞬もっと遠くへ?
ええいっ、ゆけ!
ビニールの口を開けたら、一目散に去っていった。

今考えれば、鼠にとっても大変な1日だったに違いない。
雨が溢れて上へ上へと逃げて出たところでは、水攻め(風呂掃除)にあって
なんとか逃げようとした時にはすでに出入り口はふさがれていた。
きっとあわあわしたんだろうな。
と思うと、自分のあわあわがアホらしい。
鼠はタオルをかけると大人しくなる。
これを知っていたら、あとは度胸で即終了。
だったんでしょうねー。

いい訳ですが、かなり悩んだのでお湯は若干ぬるくなっていた模様。

次の日、ショックが覚めたら大やけどだったなんてことがないといいなと、
今頃安心して寝られる場所にたどり着いているといいけれどなんて
喉もと過ぎれば考えてしまうのでありました。
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不動産屋と電話で話した後、たまーに浴室を覗いてみるが静かにしている。
しかし・・・
だからといってなかったことになっているはずもない。
手前に散乱する木のくずと異臭は、変化なし。
ですよねぇ。

と、ふいに目線をかえると・・・!!!

風呂!風呂の中に!

四角いお風呂の左奥のコーナーにうずくまるように小さなケモノを発見したのでした。

慌ててドアをしめる。
心臓バクバクである。
しばし考える。
ドアをあける。
電気を点けたり消したり。
「ネーさん、生きてますかー」と声をかけてみたり。

しかし、ぴくりとも動かない。

時間は19時を過ぎ、台風が接近、外は大雨。
不動産屋は役にたたず。
やっぱり、これって自力でどうにかしなくちゃいけないものなのでしょうね。

しかしどうにも決心がつかず放置。
しばらくして
また電気を点けたり消したり。
コンコンノックをして、扉をあける。

定位置にうずくまっていらっしゃる。

うーん。
さっきから全然動かない
ということは
死んでいるのでは?

そして逡巡する。

明日になってもこのままなのだろう。
誰も代わりにやってはくれないのだろう。
そして鼠は死んでいるのだろう。
ならば・・・ならば・・・

相手は死んでいるのだ。
ビニールに入れてポイしてやればいいのだ。
うまいことに明日はゴミの日。

決心して、口に手ぬぐい、サンダル履いてタオルとビニール。
ビニール手袋をはめていざ風呂へ!!
と、足を踏み入れたら

うごいたっ。

二階堂の気持ちが、こんなにもわかる日がくるなんて。
あんなに小さなケモノなのに、ケモノってだけですごく怖く感じるものなのだということに。
ペットではない、ケモノなだけにその反応がまったく読めない。
飛びかかってくるかもとか噛まれるかもとか。
自分はこんなに大きなイキモノなのに。

それにしても死んでいると思っていたものが生きていたショックは大きかった!
はわわーと二階堂化した私は携帯で実家に電話。
「おかーちゃん!ガンバがお風呂場にいるよー!!」

とろたの要請である。
「とろた連れてきてー」と頼むが
「ネズミは取れるけど、よそのおうちにいけない」とそっけないお返事。
ええまあ、わかってますけどね。
ちょっと言ってみたかっただけですから。
時がたつのは早いもので、年々高速で1日が過ぎて1週間がすぎて1年ももう半年過ぎて。
先日むかえたはずの前期最高の山場からは3週間も過ぎている気がする。

修士2年になった4月は己の甘さをつきつけられ5月はかなりグロッキーな日々を過ごしており
大学院というものは研究をするところなんだと
いまさらといえばいまさらな事実を実感したのでありました。
とはいえ諸々の理不尽さを簡単に承服するほど度量は大きくなく、ああぐるぐる。
あんなにまいったのは久しぶりのことだった。

そうだな。
小学校の頃、聞いたら10人にまわさないと呪われるとかいう話があって。
呪われたくはないが話せば誰かが呪われるって、
自己愛と偽善のせめぎ合いでご飯が食べられなくなったときくらい。
(こうゆう話に限って親は忘れていたりするものだから、曖昧な記憶ではあるが)

あれ。
なんていいますか、ちっさい悩みってことだな。

いや!
今回はこんなことを書きたかったんじゃない。
山場を越えた次の日、それは台風4号に列島が翻弄されたその日でもあった。
そしてその日、私の小さなアパートで大冒険が繰り広げられたのでありました。

酔っ払って帰ってきてそのまま撃沈。
次の日は台風。嗚呼、出かけなきゃだったのに寝過ごして、仕方ないから洗濯するかと洗濯し。
雨が降ってきたから風呂場に干すかと風呂場のドアをあける。

かさっ

んん?今なにかが通ったよおな?

ああ?!

なんとお風呂場の排水溝の蓋(銀色のやつありますね?)と、
その中に入ってるはずの黒いかぽっとした蓋が、はずれてる。
ていうか、出てる。浴室に。

んー。
よおく考えてみよう。この蓋・・・出しっぱなしにしたのだろうか。
しかし、昨夜は風呂に入らなかったような?
そうだよ。それにいくら記憶力にすこぶる自信がないとはいえ、いくらなんでもこれはないでしょ。
いくらなんでも。

見回してみてもなにもなし。
しかしさっき、「かさっ」って。気配はした気がする。
ううっ。
掃除するか。

気合をいれてがっつり掃除した。
浴槽の下も泡をシャワーできっちり流す。
わが家は浴室にぽいと、浴槽を置いただけ。
ああ、キレイになった。
しかしそれらしいなにかはみつからない。ふむ。とりあえず放置しよう。

そのまましばらく放っておいたら、3時間後くらいにまた

かたーん!

なんかいるーっ。
恐る恐る風呂場のドアをあける。
またしても銀色の蓋がずれてる!
しかも、なんだか臭い。ドア付近に木のくずが散乱!
やっぱり、なんかいるーっ!

こうゆう時ってどうしていいのやら。
一軒家なら自力でなんとかしなくてはいけないと思うのだが、
これは賃貸物件なのです。果たして不動産屋はどのようなことまでやってくれるものなのか
皆目検討がつかんのです。
が、しかしなんでも使えるものは使ってみようということで
一応不動産屋に電話。
折り返すといわれいいコに待つが1時間経ってもこない。

1時間経ったら催促してもいいでしょう?

また電話。女の子が「あ!まだしてないんですか?あ。担当者電話中です。折り返します。」
ええ、いいですよ。お忙しいですものね。うん。

さらにしばらく待つ。ジリリン。
ものごしがやたらと柔らかい不動産屋から電話。
「浴室になにかがいる、ということですよね。なにかに心当たりはございませんか?ええ、ええ。ただいまオーナーと連絡が取れませんでして。ええ、ええ。オーナーに確認を取ってからでないと処置はできないんですよ。ええ。で、なにがいるんですかねぇ。ああ、そうですよね。おわかりにならないんですよね。あの、もう2,3日様子をみていただくことはできませんか?なにか、がわからないとどうにも。ええ、ええ、そこでですね浴室を撮影するというのはどうでしょう。あ。ですよねえ。ではこの案はなしということで。オーナーと連絡が取れないとダメなんですよぉ。とりあえずお話だけお受けしておきます。」

結局、不動産屋は役にたたなかったわけなのだが、
多分自分もかなり焦っていたらしい。
もっとよーくお風呂場をみていたら
この時点で誰が住んでいたかわかったのだと思う。
想像してみよう。
ぬるっとした長いもの、もしくはちいさくてすばしこいもの。
それ以外は思いつかないものだもの。

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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