犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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未完で放置も懸念された台北旅日記ですがなんとか終わったなぁ。
うむうむ。こんなに時間をかけといて、まったくもって自画自賛。すみません。
読んでくださったかた、もしかして待っててくださったかた?ありがとうです。
ここでは書きそびれたことお土産のお話など。

台北は交通的には便利でわかりやすいと思う。
この旅では交通機関大活躍。次は新幹線だね。
こちらは↓MRTの単程票と呼ばれるもの。

MRT単程票


プラスティックでできたコインみたいにみえるけど、きっと見た目よりハイテクつまってるんだろう。

日本では電車に乗るとき切符を買いますが、MRTではこれがでてくる。
ただしこの旅では山さんにデポジット式のスイカ的なカードを借りたので交通機関はすべてカードで利用。
バスで利用する場合はお金で支払うより割安になるようです。
これも、車社会(ベトナム並みにバイクの量はすごかった)になりつつある人々にバスや電車を利用してもらおうという考えからなのだとか。
長めに滞在する人は、この方が便利でお得なはずです。

スイカ的なもの


ネズミのようにくるくると台北を歩いたわれらが一番目にしたものといえば、信号だろう。
いや、そりゃあ街を歩けば信号くらいみるはずで、なんてことないものなのです。
しかし。
日本の信号と違ってあちらの信号はきっちりと役割を主張する。
例えば

信号


青の場合。下の部分は歩く人の姿。日本では止まっているが、台北のカレは歩く。
ゆっくりからー、とことことこ、ダッシュ!
それとリンクして上の部分でカウントダウン。
しかも、どうやら信号機によってカウント数が違うみたいで(そりゃあそうか。大通りとかあるものね)これが結構焦るのだ。
そしてこんなささいなことでも旅先では大盛り上がりです。

さて、台北でのお土産といえばパイナップルケーキ。
ものすごいメーカーの試食ができますが、実は行くまではあまり好きなほうではなかった。もこもこしてて、なんだかつらくなるというか・・・
しかし慣れればおいしさもわかってくるもので。もぐもぐ食べまくり、結局どの味も混じってよくわからず。そんなもんです。

お土産としていただいたこちらのメーカーは、好評だった。
やっぱりおいしいところのだったのか!
クランベリーが”クラソベリー”と読めるところもご愛嬌。
空港で物色中もお菓子の箱など、こうゆう不思議な日本語がいろんなところに潜んでいて楽しい。

パイナップルケーキ


こちらは中山駅近く、一之郷というお菓子屋さんのパイナップルケーキ。
林田桶店へ向って歩いていく途中で出会い、相方がこれまで食べたどれよりうまい!そして包みもかわいらしい!!と絶賛の上、りへいさん探索の際もう一度寄ってまた購入したくらい気に入っていた。
ただし他店より賞味期限が早め。

一之郷パイナップルケーキ


一之郷では、龍眼のハチミツ入りカステラもあり、日本のものよりもしっとり度が強いような。
龍眼のせいなのかもしれないけど。

龍眼カステラ


山さんにいただいた、カミナリオコシのようなお菓子。これが、さくさくぱふぱふしていてよかった。

聖祖貢糖


して、最後に空港で購入したこちら!
大絶賛されましたー。
パイナップル、マンゴー、バナナなど5種類のドライフルーツにチョコレートがコーティングされているもの。フルーツの甘みがしっかりしてるのにチョコがけでもくどくない。「これチョコもいいものだよ!」との感想ありです。
ひと箱に50個くらいかな。配るのにいいだろうと買ってみたら「なぜにもっと買ってこない。」と母に言われた。
台湾というとパイナップルケーキとかお茶が定番だけど、これはお勧め!

フルーツチョコ


ただし残念なことに、雑貨系ではなかなか出会いがなかったなぁ。
いいなっと思うと別の国の生産だったり、今回はブックカバーの採取もできんかった。
ひとつ食べ物でない買い物は、水筒。
これは「世界のお弁当」という本に載っていて、お茶のみとしては気になっていたもの。免税店や空港で売ってた。

世界のお弁当―心をつなぐ味レシピ55世界のお弁当―心をつなぐ味レシピ55
(2008/05)
服部 直美

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茶葉をそのままお尻部分から入れる。お湯を注いで蓋をする。

水筒


あとは、なくなるたびに足し湯をすればOK。
上も下も蓋だから漏れちゃうと困るなと思っていたけど、しっかりした作りなので大丈夫そうです。

水筒2


さてさてやっとこ終了ですが、もっと台湾のいろんな様子を知りたいという人は
Hatena:Diaryのmorjeさんのブログdnevnikで書かれている台湾旅行記がとってもよいです。
http://d.hatena.ne.jp/morje/20090413
われらが行きそびれた金瓜石の祈堂旧街も巨大関羽も淡水の夕日も士林夜市もぜーんぶ載ってます。ステキ。
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だれでも名前を知っている話なのに、結局のところその中身までもちゃんと読んでいるわけじゃない本がある。教科書に載っていたり、なんとなく内容は知っているのだけど。
図書館の本の分類で、4門に昆虫や動物の本がある。そしてそこには、「ファーブル昆虫記」と「シートン動物記」がずらっと置いてある。新しくないのに、キレイな本たち。みなさん名前は知っているのに、なかなか借りられていかない。これはこのふたつの本に、幾分教科書めいたイメージがあるからなんじゃないだろうか。なんとなく、まじめなイメージが。
とはいえ、わたしも人のことはいえないわけで、「シートン動物記」なんてツボに嵌まること間違いないのにあとにまわされていくのだった。
少し前に文庫化されたのは買おうとまで考えたのに、買ってしまったら結局読まないかもしれない。

そんな時に、目に入ったのがこの本。「シートン(探偵)動物記」

シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)
(2009/03/12)
柳 広司

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元々の「シートン動物記」を下敷きに、シートンさんをホームズばりの名探偵にしたてたこの作品。実際、主人公が初めてシートンに出会ったシーンはまるでホームズとワトソン君の出会いを感じさせる。でもちょっといっちゃってる感じのあるホームズとは違って、シートンが類まれな洞察力を持つというのは非常に納得できる。野生動物を根気強く観察してきた彼ならありえそうに思えてしまうのだ。

新聞社に勤める主人公が記事を書くために、シートンの体験した不思議な事件の話を聴きに来るという形式のこのミステリー。その7つの謎を解く鍵は7種の動物にあり。おすすめはやはり狼王ロボにふれた「カランポーの悪魔」。実際に自分が小さい頃感じたシートンへの疑念(ロボくらい読んだことがある)が、本当に上手に表現されていて読んでいて驚くほどだった。いま思うと、そのために「シートン動物記」に反感があったのかも。
違和感なく虚実ないまぜに作り上げるところに、作者自身のシートン作品への愛情を感じる。
帰国の朝。空港までのピックアップがお昼なので、そう遠くへは行かれない。
ということで本日はホテルから歩いて行かれる龍山寺と総統府へ行くことにする。
まずは龍山寺へ。
漢方のなんともいえないかおりの中を歩く。

道すがら

道すがら2


今日もまた、よく犬にあった。
みんな気ままでふらふらしてるけど、なんとなく申し訳なさそうにしているところが、かわいらしい。
それなのに道の真ん中歩いてたりね。
でも割りと大きい犬が多いから、苦手な人は怖いかも。
ちなみに狂犬病のワクチン接種率は高いようなので、必要以上に怖がることはないかと思う。

犬1


犬2

犬3


めずらしく紐でつながれている犬君。地面にあるなにかの蓋につながれているんだけれど、陽が近づいてきて暑いよー。もう逃げきれーん。
もうちょっと長くしてくれるとうれしいね。

犬4見返り


龍山寺(ロンサンスー)に到着。
日本の寺に比べると、極彩色であかるい感じがする。お経というよりも合唱のような、声が聞こえる。寺院の周りにはそこかしこに祈る人たちがいる。耳に入ってくる”歌”は、強くなり弱くなりテンポが速くなりまた一定に戻る。そんな風に歌う人たちは僧侶ではなく、地元の人のように思う。
不思議とその声を聞いているうちに、泣けてきて焦った。
ああ、ここなら大丈夫。きっとりへいさんだって大切にしてくれる。少なくとも踏みつけたりゴミ箱に入れられたりすることはないんじゃないか。
ぴかぴかしてておおらかな仏様は、普段の自分だったら好みのタイプとはいえない。
けれど、そこが妙にここではしっくりきていて、ほっとして、こんなに素直に信じて祈るなんて初めてでそんな自分にびっくりした。

かなりの時間をぼんやりしていたんだけど、ここで自分たちもみなさんと同じような作法でお祈りしてみようということになる。というより、自分の中ではそこはしなくちゃいけない部分だったんだけど。あまりの人の多さと、信仰心の厚さにあてられて呆然と立ち尽くすのみ。
日本から連れてきて異国に置き去りにしてしまうのに、できることといえば神仏に祈ることくらい。
ならばきちんと作法にのっとってやらずにどうする。

非常に大きい線香を購入。人の見真似で火をつけようと順番待ちをしているとここでも親切な人がいる。最初にあそこでつけて、もう一本はあちらにおいて・・・というようなことを説明してくれているらしい。

龍山寺


どんどんと小さくなっていく蝋燭をひとつにまとめる当番のおばさん。

龍山寺2


龍山寺3


龍山寺4


龍山寺5


よそ様のガイドの説明を小耳に挟み、お寺をまわる。本当に観光場所としては小さなお寺だったけどなおさらそこに住む街の姿がみえて、結果としてこの旅でここが一番よかった。

お寺を出ると、すぐ近くの元祖胡椒餅の店へ。

元祖胡椒餅


中はお肉ががっつり。味もしっかりしてかなり油ギッシュな満腹感。

元祖胡椒餅2


MRT龍山寺駅から西門駅まで一駅もどり、今度はホテルとは逆側を出て総統府へ。
総統府は撮影不可。見学にはパスポートが必要。
それだけをガイドブックから頭に入れて行ったので、軽くみてからお茶の店でもまわろうと思っていた。
が、しかし。まさかあんなに長丁場になるとは・・・
見学は個人でまわるのではなく、”先生”が懇切丁寧に解説かつ案内してくれる。日本人には日本語のできる人がついて、かなり踏み込んだ説明までしてくれた。建物を見るだけと思っていたのが、実際は建築物よりも各部屋に展示してある台湾の歴史的資料を見学。
あー、中庭とかもっと見たかったなぁ。
それでもこの国のこと、日本との関係、国の人が思っていることが少しでもわかっていい経験だった。

それにしても一緒にまわった大手企業の現地スタッフと日本からきたお偉いさんのコンビ。やたらマイペースでゆっくり。気がつけば時刻はお昼に近く、焦る。

後半は時間が気になって、先生ごめんなさい。
もしかして時間がないの?と、気づかって門まで見送ってくれた先生。
また遊びにおいで、と。若い人たちはもっと安いところに泊まれば長くいられるよ。と言ってくれた先生。
もう、そんなに若くないんです。ありがとう。

少し前は村上龍と春樹はベストセラー作家として時代の中でひとくくりにされたり比較されたりしていたと思う。今そうでもないのは、なんとなく龍が経済関係にいってしまったからなのだろうか。
どちらにせよ、流行作家で売れっ子のふたりは今でも出す本は飛ぶよう売れてくけれど、あまりにもすごい人数が興味を示しているので(図書館での予約件数とか)すごいと思うと同時に、いったいどれくらいの人が本当のところを理解しているのだろうと気になる。
まあ結局のところ、そんなことを考えることさえも不毛であるのだけれど。
春樹なんて、またすごいことになってるじゃないですか。

そのふたりの作品との出会いは最悪だった。
どちらも小学生の頃だったと思う。どちらも小学生には早すぎだったんですね。

緑と赤の上下巻がおしゃれと噂になった「ノルウェイの森」
いま考えてもなぜそれがうちにあったのか、不思議でならないのだけれど子供心にも目を惹く2冊をふと手にとってページをめくる。
うぇえー。
なんか・・・なあにこれ。理解不能。
って感じだった。よく覚えてないけれど。
「限りなく透明に近いブルー」なんてもっとひどかった。
古本屋に本を売りに行って、おじさんが計算しているのを待つ間、棚をするーっとみていると非常に美しいタイトルの本がある。なんだか爽やかな気がしたんだよ。
なのに・・・うぇえー。大人って気持ち悪い。

それ以来、ベストセラー本は嫌だという変なイメージに取り付かれてしまい、さらに2人の本はトラウマのように触ることもなく大学生になった。
まわりに村上さんズの本を読んでいる人がけっこういて、これなら面白いよと勧められて読んだ本が「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」「69」
拍子抜けするほどすんなりとはいってきて、あっさりとその世界に浸かっていったのだった。

特に春樹は思っている以上に現実を映し出した作風で、噛めば噛むほど・・・しみてくる。
でもいったい本当のところ、作者が意図したことを自分はどれだけ受け止められているのだろう。それは作者と同時代をすごした人に比べると非常に不利な気がするのだ。その時代の空気というものが、小説とくにベストセラー作家と呼ばれる人の作品には色濃く出るものだろうから。

その意味でこの「MURAKAMI」という本は、非常にわかりやすい。ふたりのデビューから2006年までの作品を時代の空気と照らし合わせながら時系列に対比して評論している。
「高校生のための文章読本」を書いた作者だから(この作品好きなのだ)、そんなに意見に偏りもないように思う。まあそのあたりは読む人の良し悪しあると思うけど。その時の世相、文壇の流れ、ふたりの関係。この手の本は、あまり読まないのだけど読んだらもっと読みたくなった。
特にエログロなイメージだった龍作品にこんな奥深いことが描かれていたとは、失礼ながら思いもよらなかった。そりゃ、そうじゃなきゃあんなに評価されたりはしないですね。

MURAKAMI―龍と春樹の時代 (幻冬舎新書)MURAKAMI―龍と春樹の時代 (幻冬舎新書)
(2008/09)
清水 良典

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実は読むようになったといっても、「ノルウェイの森」も「限りなく透明に近いブルー」結局は怖くて手をつけていない。もう十分大人なことだし、読書の秋でもしてみようか。
そもそもなぜに見知らぬネコが家にいたのかというと、とろたのためにお風呂場の窓を薄くあけていたからなのでした。
家人が気づかぬうちにこれまでもネコが侵入していたのだろうか。
とろたよ、犬小屋を貸すだけではなく、人間の住居までとは太っ腹というかなんというか。
それはちとごめんこうむりたいのだが。

さすがにまずいという話になり、しばらく窓を閉めたらどうかという話になった。
とろたはお外大好き風のコだから、大丈夫でしょう。

そんな話をしていた矢先、白黒猫再び侵入・・・
今度は堂々と朝っぱらから、窓より入ったらしい。
とろたはもちろん、うちの人間もなめられてる。
絶対に見くびられてる。
あんなにびびって去っていったのに、なぜ~!

無事に退出いただくと・・・
先日は気にもせず鷹揚っぷりをみせていたとろたが、
なんだか怒り出すではないですか。

なんで家に入ってんのシロクロー!!
とでも、言っていたのかな。

シロクロには怒っていたはずなのに、そろそろ・・・と家に入ってきては「オレ以外のヤツ家に入れた?」と落ち着かない様子。まるで苦手な人間(例えばmちゃんとか)が帰った後にするように、家をおっかなびっくりそろっと忍び足。もういないよーと言っても「隠してる・・・」と、疑り深い臆病ネコなのでした。

うちのコは自分だけだってこと、いつになったら理解するんでしょう。

そんなことより、とろたがきちんとテリトリー守れば問題ないのだよ。
日々精進しろよ。とろた。
MRT淡水線にて、台北駅方面へ。
途中下車して忠烈詞や故宮博物院へ行くこともできたけれど、今日は山P(親戚の山さんは、ここにきて我らの中で”親切な山P”というあだ名で定着してしまった)と鼎泰豊で待ち合わせがある。
故宮は時間が短いともったいないしということで、とりあえず台北まで戻ろうと決まる。
いつでも便利な百貨店のフードコートでごはんを食べて、少しは台湾の歴史にふれてみようと、そのまま二二八和平公園まで歩く。
ここは、第二次世界大戦後の蒋介石による統治に対して起こった民衆蜂起二・二八事件の名前をつけた公園。台湾にくるまでは、日本が占領していたという過去があるのにもかかわらず台湾の人たちはどうして親日なのだろう?と疑問に思っていたけれど、わかったことはその後の蒋介石政権による統治が台湾の人にとってかなり苦しいものだったからということだ。
これは次の日に総統府を見学した時、切々と語られた。

庭園風の公園ではくつろぐ人がたくさん。しかし日差しが強くベンチは光さんさん。暑い・・・
日陰を求め、木を見るともなしにみていたらすばやく動く小さな姿をキャッチする。こんなところにリス!都心だよねぇ?日本だったら日比谷公園にリスがいるのと同じ感覚だろうか。

そこからMRTで一駅。
中正紀念堂へ。
政権が変わると名称も変わる中正紀念堂。それはここが蒋介石総統を記念して建てられたから。中には蒋介石の像が置かれ、その横では衛兵が見張りをする。忠烈詞と同じく、交代の儀式がある。
地球の歩き方には、現在休止中とある・・・などと読みながら、すごい建物だねぇなんて違う建物を眺めて話をしている私たちはバカです。
ガイドブックみてるのになぜ気づかない!しかも前で写真まで撮った・・・
自分たちが眺めているのは、音楽ホールだということに気づいたのは広場の方へ進んでから。

これが中正紀念堂だ↓

中正紀念堂


それにしても、広場は広く建物はでかい。
よーく見えるのに近づかない。
傷心でやる気のでない身には、きつい。中へと続く階段は蒋介石の享年と同じ89段。そここだわるか。うー、遠い・・・と歩いていると、先に立った相方が腕をブンブン振り回して呼んでいる。はやくはやく!!
時計をみれば16時ジャスト。
もしかして、ぴったんこかんかんかい。
なんと交代の儀式が再開されていたのだ。めずらしくラッキーなのだ。

中正紀念堂2


一糸乱れぬその姿。たまには銃を落としちゃう人いないのでしょうか。
もし落としたら、ものすごく怒られるのかしら?
でもこんなに見られたら、緊張のあまりありえるような気がする。

中正紀念堂3

みなさんいくらなんでも近寄りすぎです・・・
観光の呼び物として覚悟はしているに違いないけれど、それにしたって露骨すぎやしないかい?
そして、蒋介石像・・・大きすぎやしないかい。

中正紀念堂4


階段の脇ではこんな気のいいヒトがお守りしています。イヒッ。

中正紀念堂5


建物を建てた経緯はいろいろと物議をかもすらしい紀念堂だけど、広い庭園は心地よい。
階段前の手入れバッチリの花壇より、後ろに広がる市民憩いの庭園の方が私は好きだ。
しかも、お金をとらないところがすごい。

中正紀念堂6


鯉の餌販売機もかわいい。
石の上では猫がのびのーび。地面を見つめて鳩がポポポ。木の上にはリス。太極拳をする人々。赤子を連れたママさん会議。ランニングシャツで昼寝をするおいちゃんたち。
たぶんここに一日中いられるよ、わたし。

中正紀念堂8


広場に面した信義路一段という道を二段へむかってまっすぐ進むと鼎泰豊(ディンタイフォン)本店に着く。
約束の時間に少し早いので回留(フェイリョウ)という茶藝館で休憩する。ここはずいぶんと現代的。使用した茶道具も手ごろなもので、これをまねしたら家でもできると思う。

さて、約束の少し前に鼎泰豊へ行くと
果たしてすでに山Pは待っていた。両手に大きな紙袋を提げて。
も、もしやそれは、もしかしなくてもお土産ですか!??
はい、そうです。そしてそれは、スーツケースの片側全部を占めたのだ。さらに相方分も用意してくれていた。
非常に恐縮。
「さあっ入ろう」ニコニコと店内に入る山P。想像と違いこじんまりしたお店でこれが有名店の本店だとは言われないと気づかないのではないだろうか。
テーブルに着くと、さくさく注文。ビールで乾杯の後に、おもむろに取り出す一升(?)瓶。
その名は高粱酒(ガオリャンジョウ)。

持ちこみOKですか?!

事前に確認して了解を得てあるとのこと。さすが用意周到です。
金門島(だったか・・)に行った時に飲んで、おいしかったからぜひ飲ませたいと思ってね。これは、アルコール度数がすごいよ。50度超えるから!しかもその台湾には独特の飲み方がある。
と、教えてくれた。
お互いに目を合わせて乾杯しながら一息に飲むのが流儀。なので飲めない人はみんな下をむいている。逆に飲みたいときは、目を合わせる人を探さなくちゃならない。かならず誰かと杯をあける。ひとりで飲んじゃいけないんだ。
台湾の人は日常的に家庭で酒を飲まないかわり、祝い事やなにかの時はガンガン飲む。お酒を飲むのも文化だよ。

さて、作法にのっとり、いざ!

くーっ、ガオーッ。

香りが鼻に抜けて、お酒が喉をすぎたころカッと火がつく。すごい!しかも、度数のわりに悪酔いしなそう。酒豪の相方はともかく、ほどほど嗜む程度の私でもおいしいと思うのだから。

しかし続々とやってくる料理とともに、まあまあ飲んで飲んで食べて食べての急展開。
さすがに苦しい。すごく、感謝してます。ありがとうございます。おいしい。でも苦しい・・・

鼎泰豊蝦仁焼売

鼎泰豊鶏スープ

鼎泰豊芝麻大包


もうこれ以上は飲めません~。の、私を横に「おいしい!おいしい!」と絶好調の相方オバチャン。
この旅2回目の、連れてきてよかったを実感したのだった。

ふぅー、お腹いっぱいご馳走さまです。
鼎泰豊を出ると、「あのね、すっごくおいしいマンゴーかき氷のお店があるんだよ。台湾に来たならぜひ食べていってもらいたいんだ!」
次なるお店は氷館(本来は二水に水の漢字を使う・ビングアン)
歩いてすぐのところにある。
もうお腹いっぱいですよなんていいつつも、この時は別腹というものが本当に存在するのだと知ったのだった。
これは、うまいっ

氷館マンゴーかき氷


食べ終わってお店を出ても、まだ外は明るい。
うーん、これから飲むっていってもまだ早いし、もう一軒紹介したいお店があるんだよ。
と、山P。
次は、なんだ?

洋風な外観。ドアを押すと、中から芳しいコーヒーの香りが。
挨拶をして中へ入っていくと、お店の方が「あの・・靴を・・・」
靴を入り口で脱ぐのです。申し訳ない!
そしてコーヒーを選ぶと、まずやってきたのは豆。豆の香りを楽しむのだ。またびっくり。
さらにコーヒーのカップとともに置かれた細長く小さな器。これは中国茶で香りを楽しむ時のもの。もしや、ここでは・・・利き茶ならぬ利き珈琲!?
そして口にしたコーヒーは重厚な味で、本格的。
おいしい。おいしいけれど、すでにお腹はぱんぷくりん。がっつりと胃に響いてきそうな予感あり。
おう、普段ならもっと堪能できたであろうに残念。
ガイドブックにはなかったMARTINEZ COFFEEというそのお店は、台北ナビに紹介が載ってました。
西洋と東洋の融合って感じでおもしろかった。

さて、これから家にくる?それともいきつけのバーがあるんだけど…との提案に「では、バーで!!!」このまま家になどお邪魔したら、寝こけること間違いないのだ。
しかし、ここまででたぶん2時間経っていなかったと思う。超ハイペース。

そしてここからが楽しく、苦しく、いや楽しく・・・
もうお腹はMAX越え。酒もかなりの量を飲み。バーでは、ひたすら相方頼み。
日本人のマスターが経営する居心地のいいジャズバーにて、ボトルから注がれる高級ウィスキーに味をしめた相方は「あらー、おいしい!あらあら、すみませーん。」と山Pとさしつさされつ。
台湾には酒豪を連れてくるにかぎる。

マスターのピアノ生演奏に山Pの歌をのせ披露してくれた上、常連さんたちのアンサンブルまで。生演奏を聴きながら楽しい話においしいお酒と料理。いいなぁ台湾。楽しいなぁ台湾。
悲しみも癒えるようだよ、りへいさん。
と、そこでうっとりしている場合じゃないのだと思い出し、別れ際山Pにお願いをひとつ。
それは、バスの遺失物保管所へぬいぐるみが届いていないかと訊ねてもらうことだった。そこは私も用意周到。伝えるとともにお礼の品を入れた紙袋に詳細を書いた紙を忍ばせて。

お互いかなり酔いがきていましたからね。
朝起きて、さあどこへ行くか予定は未定なのであった。
前日のダメージは大きく、やる気がでない・・・
ぶっちゃけどこかへ行きたい!!って意欲もなく、かといってホテルに寝てるわけにも行かず。
オバチャンの「淡水へ行こうよ」に、一も二もなくのったのだった。
淡水は河口の街。台湾のヴェネチアと呼ばれる水の街。銀座もどこにでもあるけれど、 ヴェネチアもほんとどこにでもあるなぁ。

台北駅からMRTの淡水線に乗って40分くらい。
平日の朝、通勤の人に混じってぼんやりと電車に乗っていると、不思議な気分になる。
下りになるのだろう、車内はそれほど混んでいない。
日本の電車と雰囲気は似ている。違うところといえば、椅子がツルツルのプラスチック(プラスチックではないのだろうか・・・平たく言えば布ではないってこと)で、優先席が"博愛座”ということくらいか。
非常に清潔感漂う車内にて、気を抜くとずぶずぶと思考が沈んでいくのだった。
そんな風に気を抜いていると、車内ザワザワ。
えっと乗り換え?待ち合わせ?終点のはずだが・・・
さっぱりわからず。ちょっと焦る。
でももういいの。今日はカメラ落としてもお金落としても電車間違えても全然ダメージ受けない気がする。前日に比べたら焦りさえも、他人事のよう。
ええ!もう!なんでもこーい!!

淡水駅


淡水に着いた。
まだ午前中の早い時間なのに、駅前で学生らしき集団が大盛り上がり。
これからゲームが始まる予感。
グループに分かれた若者が静かな朝に蜘蛛の子散らし、道行く人に声をかけまくる。いったいこれは・・・なに?
目を合わせないようにしよう、と河岸へ歩いていくと

バタバタ・・・

あ、足音がー近づいてくるー

と、思うまもなく声をかけられるがまったく意味不明。
ここで、唯一発することのできる中国語を!
「ウォーシーリーベンレンだからコエカケルノマチガッテマース」 (後半はもちろん日本語ですが・・・)

しかし、これが逆効果だったのか、
「リーベンレンリーベンレン」と連呼されたあげく、一緒に写真に納まってくれないかといわれ、見知らぬ若者のカメラに収まっちまいました。
で、この一陣が去った矢先に第二陣!
こら!人を指差ささない!「リーベンレン!」「リーベンレン!」連呼しない!

「えーと、さっき撮ったから。ダメなんじゃないの?別の人探さないと?」ともちろん日本語で話すわけですが、ダメなんじゃなかったらしい。
結局またしても写真を撮られ・・・いったいあれはなんの遊びだったのだろう?謎のまま。

河岸をめざして歩いていく。
どこの店もまだ開く前。どうやら台湾では11時くらいから開くお店が多いようで、そんな時に限って早朝始動のわたしたち。
静かな街をたらりんと進む。

川から海が見える淡水は実は素敵な夕日で有名らしい。きっとロマンチック男女で溢れかえることでしょう。
朝は穏やかに。
釣りをする地元のおじさん。対岸への渡し船。突然、吠え掛かり家人に叱れらる犬(ローラだかメリーだかかわいらしい名前だった)トマソンばりに塀の真ん中を突き破って育っている太い樹の幹。
リハビリ中の傷心には、過ごしやすい空気だった。

淡水

淡水2

淡水3

淡水4


そしてベストスポットに建つスタバには、西の人々がたむろしていてほんとにここはヴェネチアなんですかと・・・
どこの国に来てもそこに交わらないで自分スタイルを通す西の人々の横で胡坐を書いて新聞を読む地元のおじさん。
不思議なスタバ風景。

さらに、海近くまで進むと公園があり、やせっぽちのネコがおどおどと餌を食べていた。
誰かがキャットフードを蒔いたらしい。
公園で戯れる名のある小型犬と塀を隔てた反対での様子に、ああ…がんばるんだよと、脳内涙腺崩壊なのだった。
いつでも、りへい効果にて目に膜が張る準備はできている。

淡水5

淡水猫


とまあ、そんなことを行っていてもお腹は減るもの、九ふんで味をしめた魚丸湯(魚団子のスープ)を可口魚丸にて食す。
ずーっと食べたかった饅頭も食べて、満足満足。

可口魚丸3

可口魚丸

可口魚丸2


駅に向いながら、あたりを散策。起きはじめた店の賑わいと教会の奥の静かな街並み。
どこからか聞こえる鳥の声に姿を探す。

淡水鳥

淡水路地


さて、もうすぐ駅というところで突然後ろから
「あなたたち日本人?」
と、おじいさん。
そうですよーと答えたのに、じゃあね~というようにそのままするりと去っていく。
どうやら淡水では不思議な声かけに出会うようです。

淡水おじい


そして、また台北駅へ。

MRT淡水線

その日、母はふとうしろに気配を感じ

「とろたー?」

と振り向くと・・・そこにいたのは白黒は白黒でもとろたではなかったのだそうな。

だ、だれ?!

と思ったのは人間だけだったのか。

むきょーっ!とおののいた猫は家中を走り回り
それを外に出そうと人間は追いかける。
狭い家の中をあっちこっちと終いには台所の流しにたどり着き、台所はぐちゃぐちゃ~

そんな格闘を知ってか知らずか、我が家の白黒はお庭でのんびりごろんたしていたのでした。

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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