犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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垣根が壊れたと電話があり、朝から実家へいったその日はなんだか近所の人によく会いました。
脱走してはうちの犬のところへよく来ていたテリアのマリちゃんとキャンキャンと鳴きながら散歩をする元気なその息子をつれたおばさん。
トイプードルのねねちゃんを連れたおじさん。
ちょっと、ねねちゃん人見知りするなんて!悲しいぞ。

さて、そこへホストのおばさんが!
(覚えてます?とろたが閉じ込められた物置の持ち主です)
不思議な噂を流していったのだった。

曰く、
「近所に、狸のような姿かたちで獰猛で柿を食べる獣が発生したらしい。
奥のおうちの人のところで捕獲されたけれど、もう1匹いるのではないか。
その獣はつがいで屋根裏に住んでたのよ!」

・・・柿を食べる獣

木に登ってとるのかな。
とすると、ハクビシンとかイタチとか・・・?獰猛・・・?

「その白黒の猫なんて(と言って、とろたを見る。「その猫あたしのこと怖いのよ!」)一発でやられちゃうわよ。どんな獣かは、ネットにものってる。」

って、<柿を食べる獣>で検索するの??
ここらはどんだけ山奥だったんですかね。

そして、もうひとつ。

「近所にいた黒い大きな野良猫が轢かれて死んだのよ。尻尾?短いやつよ!」

でも、とろたの友達(というかアニキ?へこへこくっついていく子分だからね)のクロトンは黒くて大きい野良だけど尻尾は長い。
とろたの下の世代の兄弟も黒いのいるけど、それは大きくないし。
うーん?
というわたしたちの疑問にも構わずに、話は突き進む。

「でね。人間並みにたくさん血がでてたのよー。大きい猫だったからね。
で、その横にこの猫(とろた)が座っててないてるの。」

ええっ。

「猫でもね、ああゆうなきかたされると切ないわよね。
しかも、次の日の深夜もこの猫同じ場所でないてるのよ。」

とろた・・・そんなに情に厚い猫だったのか?
かあちゃん、深夜にとろたいた?と聞くと
自信なさげに
確かにここのところ暖かかったし夜出かけていったけど・・・
でも、そんな悲壮感漂ってなかったよ。
おばさんが言った時間には寝ていたような気もするけれど。

真相は藪の中。

その日は、友を偲んでの夜歩きはなかったそうな。

ちなみにその日<鳥の死骸を発見すること>がわたしの特技と認定された。
そういえば、ハンティングの結果を最初に見るのは常にわたしだった気がする。お弔いも。

以前に比べて鳥を見ても気持ちが動かないようすで、ハンティング体勢に入らないので
最近部活動サボってるね、なんて話していたのだけど
ふと垣根の端に見える。散らばったグレーのものが。
まさに、あれ鳥の羽じゃない?

ということで、さぼり返上。
とろたはちゃんと活動してましたよ。

鳩・・・暴れたんだねぇと片づけていると、おお!かあちゃん、みどりのちっこいのが・・・メジロ。
さらに奥に入ればヒヨドリが~ミイラ~。
鳥インフルになったらどうするの!

そうか、とろた。これは、みじかしっぽのクロトンへの供物なんだね。

昼行灯は仮の姿。これならきっと、不思議な獣にも勝てる・・・はずないか。
一目散に逃げてきな。

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みじかしっぽの一族なのだ。ジャパニーズボブテイル、屋根の上を闊歩する。
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石田徹也展を見たとき、区立の美術館てほどよい大きさで静かで地元にやさしくていいなと思ったけれど、
豊島区の舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」も同じ感じがした。

イプセン作「ちっちゃなエイヨルフ」

イプセンてヘンリック・イプセンていうんですね。
「人形の家」くらいしか思いつかないので、
どんなお芝居か想像もつかず、ナマ勝村!って見に行ったのです。邪道ですみません。

登場人物は6人。
地元の有力者の娘とその夫。夫の腹違いの妹と彼女に好意をよせる土木技師。
夫婦の子どもエイヨルフと不思議な存在の鼠ばあさん。

作家である夫は創作活動に身が入らず、旅に出ている。
それが今日帰ってくるのだ。
妻は待ち焦がれていらいらしている。そこへ、妹がやってきて幕が開く。
足の不自由な子どもエイヨルフを巡っての夫婦の気持ちのずれ。
そしてその子どもが死んだとき、箍がはずれていく。

人間の気持ちを丁寧に率直に描く人だったんだな。イプセンて。
感情的に怒鳴りあっているようでいて、冷静。
登場人物は悲しんで泣いて傲慢に迫って開き直って、あらゆる気持ちのゆれをいったりきたりしながら
結果的に自分の気持ちを分析している。
その理屈っぽさが好きだ。
子どもが死んだことで、生きていた時はわずらわしく思っていた気持ちも愛しさにかわる。
人間って勝手でしょうもない。
それでもその気持ちを隠しもせず、お互いを容赦なく傷つけてとことんまでいくからこそ
つぐないへたどり着ける。

夫婦の身長差もそれぞれの雰囲気もあっていてよかった。

とにかく人の声以外は、ほぼ音のない芝居だった。
演じている人も観ている人も集中。
が、開始20分ほどでどこからか「ぐぅー、ごぉー」
舞台の人にも確実に聞こえているだろう。
誰かにつつかれたのか静かになるも、また「ぐぐぅー、がー」
ああ・・・セリフはつつがなく流れていき、いびきが気になる。
こっちが申し訳ない気になるのはなんだろう。

と、最後の最後で自分のお腹が「ぐー」と鳴ったときは、本当に焦った。
舞台までは響いてないと思うけど・・・

演出:タニノクロウ
出演:勝村政信、とよた真帆、野間口徹、馬渕英俚可、マメ山田、星野亜門(Wキャスト)・田中冴樹( W キャスト)

お祝いの花が<とよたさん><とよたさん><とよたさん>すごいな、とよたさん。

ちっちゃなエイヨルフ (笹部博司の演劇コレクション―イプセン編)ちっちゃなエイヨルフ (笹部博司の演劇コレクション―イプセン編)
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笹部 博司

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千年記念とか、そんなのじゃない。
ふと思い返せば他の本読みさんたちと比べて、あまりにも基本を読んでいない。
それもどうなんだろう。
そんなことを思っていたところへ、源氏物語の新訳の話を聞いたのだった。

「そうだ、源氏物語を読もう!」

源氏物語〈第1巻〉桐壺~賢木 (ちくま文庫)源氏物語〈第1巻〉桐壺~賢木 (ちくま文庫)
(2008/11/10)
大塚 ひかり

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ところで、「源氏物語」といえば「あさきゆめみし」ですね。
源氏物語で卒論を書いたという人でさえ、「あさきゆめみし」で勉強したと言っているのだから
ホンモノだ。
キラキラした公達が、はらはらと桜が舞うようにあっちへこっちへ。
とにかくいろいろなシーンが美しくて、上手にぼやかしてるな・・・と、遠い記憶を辿ってみる。

あさきゆめみし 1 完全版 (1) (KCデラックス) (KCデラックス)あさきゆめみし 1 完全版 (1) (KCデラックス) (KCデラックス)
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なんとなく話の流れは覚えているんだけどな。
脳内引き出しをひっくり返して思い出しつつ、大塚ひかり訳「源氏物語第1巻」に取り掛かる。

簡単にまとめるとこんな感じ。

[桐壺] 
桐壺帝の溺愛により桐壺更衣大迷惑をこうむるが、なんとか光る皇子出産。その後、空気の読めない帝のせいでみなに妬まれ衰弱し亡くなる。
帝、桐壺更衣に似ている藤壺女御にご執心、瞬く間に元気になる。
帝、皇子を源氏に降格する。これにて、光源氏完成。
源氏母に似た藤壺に想いをよせる。(父子で同じ考えなのね)

[帚木]
<雨夜の品定め>どんな女がいい女か。平安貴族、これでもかと女を語る
源氏、中流の女に興味津々。ブラブラと徘徊し機会をうかがう。強気で家に泊めてもらい、人妻・空蝉を無理やりむにゃむにゃする。

[空蝉] 
前回目をつけた空蝉を忘れられず、彼女の弟を使って執拗に迫るが、人違いした挙句の勢いで空蝉の義妹・軒端荻をむにゃむにゃする。

[夕顔] 
頭中将が捜している愛人だと知りつつ、その魅力におぼれ夕顔を連れ去る。むにゃむにゃした後、夕顔変死。源氏びびって逃げる。でも、俺は冷たい男じゃないよと取り繕う。
頭中将と夕顔の娘・玉蔓を引き取りたいと思うが手に入らず。

[若紫] 
具合が悪くて療養のしていたはずだが、常日頃怠らない周回チェックの甲斐あって紫の上発見。
あまりのかわいさに「俺好みに仕上げたい」妄想いちじるしく、藤壺の兄の子どもと知りますます盛り上がり気持ちの赴くまま誘拐する。
藤壺懐妊。源氏との子だと苦悩する。

[末摘花]
どうしても夕顔を忘れられない源氏。夕顔に代わる<みんなが知らなくて、かわいくて、気軽に遊べる女>を求めて手を尽くす。目をつけた姫を何とか口説き落としてむにゃむにゃするが、どうも様子がおかしい。自らの失敗を悟りつつ、もしかしたら前よりよく見えるかも!望みをかけて確認するがあまりの不細工に「むしろ俺以外誰も結婚なんてするヤツいないだろ」と、面倒をみることにする。

[紅葉賀] 
藤壺出産。源氏苦悩をものともせず頭中将と女を張り合う。結局ふたりとも老女房・源典侍とむにゃむにゃ。

[花の宴] 
弘徽殿女御の妹・朧月夜登場。かわいらしく歌を歌いながら歩いていたところ突然源氏に連れこまれむにゃむにゃ。源氏、恐れを知らず箱入り坊ちゃんの力をみせつけている頃。この逢瀬が後に右大臣派との関係悪化になる。(源氏は左大臣派)

[葵] 
桐壺帝(源氏父)譲位。朱雀帝(源氏の母違いの兄)即位。葵の上と六条御息所が賀茂の祭りで車争い。
六条御息所、自分の知らないうちに生霊となる。
葵の上、夕霧を出産後死去。
源氏生霊に思い当たるふしがあるため六条御息所の家への足がさらに遠のく。

[賢木] 
六条御息所、源氏との別れを決意。逃げれば追うの原則。源氏「いなくなるなんて言わないで」などと会いにいきむにゃむにゃする?
桐壺院崩御。源氏の庇護者いなくなる。
悲しみにくれつつも、父亡き後の藤壺との関係を期待する源氏。期待破れ藤壺出家する。
朧月夜との密通が右大臣にばれる。弘徽殿大后激怒。

さあ、光源氏の栄華も下降。第2巻、冬の時代到来か?

まとめると見も蓋もない話になりますが、苦しい[桐壺]をなんとか読み終えた後の[帚木]がとても軽妙で読みやすくおもしろかったのが意外だった。その後は順調に読み進む。
なにしろ、桐壺帝がうっとうしくてうっとうしくて。あの姿を目の当たりにしていれば世間の人は呆れて当然と思っていたが、崩御の際「とてもよい御世であった」との文章にびっくり。
あれが帝の一般的姿か?源氏の女遍歴は帝の血だったという証明のためなのだろうか。

いつの時代も、女はちょっと焦らして即レスしない。これが鉄則なのだそうだ。
ちなみに源氏はすごーく冷たくされると燃えるタイプ。
藤壺はかなり源氏に厳しい。「あさきゆめみし」では両思いのように描かれていたらしいけれど、少なくともこの本を読む限り藤壺ほどクールな女性はいないと思う。
自分の感情を相手にさらさず、息子の行く末をまず第一に考えて行動する。
息子愛の中に源氏への愛が少しでもあるのか、キライではないと思うけれど謎。
反対に六条御息所は、源氏の手紙にはすごい速さでお返事をしているのが敗因。

さて散々なことを書いてばかりで可哀そうになったので、源氏のよいところをひとつ。
それは<どんな女でも一度手をつけたら最後まで面倒見る>の気持ち。
世の男性見習って欲しいですね。

宮藤さん、視聴率がいいときも悪いときもいつだって相性がいいのでもう全部観ることにしました!
その気持ちが通じたのか、めずらしくあたったので試写会へ行ってきた。

とにかく、宮藤さんパンク好きなんだなっていうのが最初の感想。
音楽関係の人が多数出演していたり、インタビュー画面と過去映像とのシンクロとか
ライブシーンの熱さに『舞妓Haaaan!!!』より難易度が高くなってる。
出だしからの勢いになかなかついていかれず、
このまま気持ちが入れなかったらどうしよう、と不安を感じたけれど、
中盤から慣れてきて最後はおじさんたちいいなぁ、楽しそうだなぁで、まずまず満足。
ただ全体的にテンションがうわすべりする感はいなめない。ヒイヒイいうほどの笑いもなかったし。
<笑い>でいくというよりは、<パンク>を出したかったのかも。
この映画、好き嫌いわかれるかもしれません。
テーマとしても『舞妓Haaaan!!!』が子どもから大人まで楽しめるとすると、
『少年メリケンサック』はもっと限定される感じがする。
わたしの杞憂に終わることを祈っていますが。

みなさん大体知っているかと思いますが、ストーリーはこんな感じです。

メイプルレコードの派遣社員かんなは、新人発掘担当。ある日、ネットで奇妙に叫ぶ狂うパンクグループの画像を発見する。その名も<少年メリケンサック>。
まずは、ベースのイケメン!
と、契約をするためでかけるとそこにいたのは、どうみても50過ぎのおっさんだった。
しかも呑んだくれで、ゲロまみれ。
・・・なんと映像は25年前のものだったのだ。
途方にくれるかんなをよそに盛り上がる、ベースの元イケメン・アキオ。
「やってやってもいいが、オリジナルメンバーを集めろよ」と、どこまでも上から目線。
しぶしぶギターのハルオに会いに行けば牛の糞にまみれ、ドラムのヤングは痔持ちで立ち叩き
そして現れたヴォーカルのジミーさん・・・ジミーさんは・・・
現実を知らない周囲は大盛り上がり。
気がつけば全国ツアー決定!
どうなる?

俳優っていろんな人を演じ分けられる職業と思っていた。
だけどテレビを見ていてたまに思う。
このドラマとあのドラマ、もちろん役の設定や性格が違うから別の人物を演じているのはわかるのだけど、その俳優の演技に違いがあるのだろうか?
いやもちろん、演じ分けているのだろうけれど・・・
うまくいえないけれど、なんとなく、違いがあるのかな?と思ってしまう時があったりしませんか。

クドカン作品は、きっと演じる人にとっては挑戦で、挑戦できる俳優にとってはとても楽しい現場に違いない。
一見くだらないことやってるんだけど、そこに全力投球!
じゃないとあまりに突拍子もないので観客と距離ができてしまう。

今回、普段はカッコイイ上司の代表みたいな佐藤浩市が、本当に汚いんです。
実はその昔、映画で観て一目惚れしたんですが、二度惚れ。
田口トモロヲも、いい。これは・・・観てとしかいえないけど。
他の人たちもいつもとはどこか違っていて、楽しんで自分に与えられた役をこなしきってたと思う。
(ユースケはユースケだったけど。あ。ピエール瀧もピエール瀧だったなぁ。)

そして、注目株は田辺誠一。
エンドロールで名前が出て、はじめて気づく。
どこ?どこにいた?

・・・あ?あああぁっー!

相方は最初から気づいていたみたいなので、みなさん気づくものかもしれません。
が、わたし、本当に気づきませんでした。
名前を見たら、もう思いつく役はひとつだけだったけど盲点だったです。
むしろ言動を見逃さずに笑いながら観ていたのに。
(一番笑ったのが彼のとこだった。)

やはりメイクのせいかしら。いや、きっと役者の演技の賜物なのだ。
昆虫写真家で知られる今森さんが、生まれ育った琵琶湖周辺の里山を撮り続けていると知ったのはずいぶんあとのこと。
去年行った写真展で偶然にもご本人のギャラリートークとぶつかったこともあり、滋賀県のかばた(川端)文化に興味があったこともあり、岩波ジュニア新書を手にとってみた。

カラー版 里山を歩こう〈Part2〉わき水の里から琵琶湖へ (岩波ジュニア新書)カラー版 里山を歩こう〈Part2〉わき水の里から琵琶湖へ (岩波ジュニア新書)
(2008/06)
今森 光彦

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かばたとは、家の周りにある水路から屋内に水が入り込み(そこには鯉なんかがいる生簀だったりします。)水の湧き出る井戸とその生簀部分を含めて、家庭で使用する水場になっている場所のこと。
外来種が増えて元々いた生き物が暮らしにくくなった琵琶湖から、人間のいるかばた近くへうつりすんできているという話を聞くと、人間が住んでいることも悪くないって思えてくる。
それはつまり、外来種よりも地元の人たちのほうが安全と考えられているからだから。
洗剤を使わずに洗い流したごはん粒などを目当てにやってくるヨシノボリとか、なんとも微笑ましい。

この本にでてくる三五郎さんのような生き方ができる人はもう少ない(というか、いない)だろう。
今森さん自身、「三五郎さんが絶滅危惧種なんです。」と、言っていたのが心に残る。

声高に叫ぶのではなく、自分の生活の一部として自然と共に生きる。
今琵琶湖周辺ではそんな生活の大切さに気づき、動き出した人たちがいる。
もう遅いとかだめだとか、これまでずっと撮り続け見つづけてきた今森さんが一番ひしひしと感じることがあるだろう、なのにプラスの面に目を向けるコメントをしていたのが印象的だった。

この本には、琵琶湖の生き物や地元の伝統的風習、現在の取り組みなどがわかりやすく書いてある。
その様子は他の地域の人たちにも参考になるのではないでしょうか。
前向きに前向きに。

今森さんは昆虫や植物の切り絵のセンスも抜群ということを、写真展で知りました。
いや、なにごとも観察ですね。

今森光彦のたのしい切り紙今森光彦のたのしい切り紙
(2008/01/25)
今森 光彦

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最近チケットを取ることにかけてはつきまくっている友人がゲットしたのにのっかって、
行ってきました。古田新太。

俳優生活25周年を記念した、古田祭り第一弾。満を持しての「リチャードⅢ」シェイクスピアなのだそうだ。

かなり期待していったのだけど。
どうだろう。
個人的感想としては、もったいないのひと言につきる。

世界史で覚えのあるイングランドのランカスター家とヨーク家のバラ戦争。
そのヨーク家の末っ子がリチャード古田。
自分の醜い容貌を理解しつつ、なぜか彼の甘言におちる女をみては、もしやオレってそこそこいけてる?と誤解するリチャード。
彼に夫と義理父を殺されたアンを安田成美。
憎んでいたはずなのに、リチャードと結婚することになるのであります。

リチャードが自分の兄や政敵をすべて陥れのしあがり挙句に転落していくというわかりやすいお話。

第二弾の「蜻蛉峠」がいかにも新感線路線だから、違いを出したかったのか。
とはいえきっちりとしたストレートプレイに徹するわけでもなく、そこはかとなく撒かれる小ネタも
笑わせたいのかまじめなのか・・・
どっちつかずな感じがもったいない。
そして豪華な俳優陣。
特に安田成美、若松武史はもうちょっと引っ張ってもよかったんじゃないかなぁ。
もったいない。
なにより、リチャードⅢ。
あの話し方のどこに騙されるのか、もうちょっと抑揚のある引き込まれるような話方のほうが納得はできたな。
特に残念だったのは、リチャードの内面的な悪が見えてこなかったこと。
ずいぶん子どもっぽく感じてしまい、最終的に自らが殺した人たちの亡霊に悩まされるあたりも
唐突過ぎてなんで??

しかし!
三田和代、銀粉蝶、久世星佳の女優3人はすごい威力を放ってました。
銀粉蝶!
遠く離れていて、顔もしっかり見えないのに、その声色や身振りでまるで見えているように伝わってきた。
うーん、あれがみられただけでもよかったかも。

古田さん「蜻蛉峠」で本領発揮してください。

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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