犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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冒険家でもあるニコラス・ヴァニエ監督の作品。
カナダのロッキー山脈で狩人として生活しているノーマン・ウィンター自身のできごとを本人が主演し、あえてフィクションとして撮りおろした映画。

まず目を惹くのが犬。犬ぞりで生活するノーマンさんにとって犬は大切な相棒なのだ。
都会でも盲導犬聴導犬介助犬、いろいろ働いている犬がいる。それに対して、働かせるなんてかわいそうという意見もある。でも、この映画をみていると、本当にかわいそうなのはただ愛玩用になっている犬、犬本来の力を出し切れていない犬なのではないかと思う。(もちろんどんな生き物にも生きている意味はあるんですけどね。)
なぜなら、犬が人間に従順で働くようにしたのは人間自身なのだから。

犬ぞりを引いている犬は、過酷な大地を生き生きとした目をして走ってました。
こんなに生き生きしているハスキーを日本で見るとしたら・・・。
その犬にあった土地、生活を守るべきですよね。

自分は生活のために必要なだけの生き物を殺し毛皮をとり肉を食べる。それに対して、許しを得ることはしない。ただ、感謝するだけなのだ。

狩人(=人間)が狩猟をすることで生態系を守っている。増えすぎた動物や小数の動物、これらを調節することによってこれまで自然を守ってきた。

この言葉は、本当に目からうろこでした。

これまで、人間が自然を破壊している。だから人間が自然からいなくなればよくなるはず。と、漠然と考えてた。
でも、そうか。人間もいていいんだ。人間も自然界の中のひとつなんだな。

でも、いてもいい人間が減っている。ノーマンさんにとって最後の旅はもうちょっと先のことであって欲しい。と、自分勝手な人間は思うのです。

犬好きは、それだけで楽しめる映画。カナダや自然が好きな人も大丈夫でしょう。ただ、人によっては説教くさいとらえられてしまうかも。
ノンフィクションで延々鳥が飛んでいる『WATARIDORI』はさすがに記憶も飛びましたが、この映画はお話になっているので観やすいと思います。
しかし、彼に比べて妻の方がある意味孤独。男ははばたいて女は待ってる。古いタイプかなというあたり、完璧な人間でなくてよかったノーマンさんとも。

映画の中で、友人の元へ行く途中、野営している彼らに狼が近づいてくるシーンがあった。
犬はかわいいけど、狼は本当に格好良い。
闇の中を風のように現れて、ひゅぅって去っていく。
狼は犬を憎んでいるのだそうです。人間は襲わないけれど犬は襲う。
それは、人間に下った犬たちへの狼の意地なのかもしれないですね。

公式サイトはこちら→『狩人と犬、最後の旅
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目白にある永青文庫の「古美術鑑賞入門―小さな生きもの、身近な生きもの」と人形町のミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開かれている「南桂子-bonheur-」を見に行ってきました。

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永青文庫とは、内閣総理大臣でもあった細川護煕氏のいる細川家に伝わる美術品などを公開しているところ。ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションは、ヤマサ醤油の息子で銅版画家の浜口陽三氏のためのギャラリーです。

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映画『ゆれる』では、タイトルどおりいろんなものがゆれている。
兄弟の絆、都会と田舎、嫉妬と羨望、本当と嘘、そしてつり橋。
見ている自分も主人公の猛のように、突然人が変わった兄に驚きその言葉にゆれる。
兄弟どちらの気持ちもわかる気がしていただけにあのラストは唸るのみ。うぅ~。すごく緻密な脚本です。上手。
西川美和監督+オダギリジョー効果なのか、非常に混んでました。1回目に間に合う時間にいったら「今からだと3回目ですね。」結局2回目を最前列で。
オダジョーの毛穴まで見てやる!勢いで。ハンサムはアップに耐えます。むふ。

小さい映画館だったので、最前列でもそんなにつらくなく逆にいつもと違う視点を楽しめました。カメラマンである猛の部屋にビッグカメラの袋が転がってたり(妙な親近感)小道具の位置でずいぶん語れるんだなってわかった。ただし全景は入らないので、常に目を右左と動かすんですけどね。

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<うなぎ>
多治見はうなぎが有名だそうです。
陶芸の窯が多いこの地域では、窯の作業を専門にしている職人さんが昔からいてその人たちが夏の暑い中、熱い窯入窯出作業をする為に体力をつけようとうなぎを食べたのでお店がたくさんあるのだとか。

おすすめの店は2件あるらしく、今回はお庭が素敵なゆっくりできる方の店「澤千」へ行ってきました。
メニューを見るまでもなくひつまぶしが目当て。夜のひつまぶしのコースでは、お刺身と茶碗蒸し、肝吸いとデザートがついてました。

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これはなんのお魚?なんていいながらぺろっと食べた。あっさり白身で歯ごたえがよかった。

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さあさあメインですよ!いただきまーす。

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陶芸をやっているイトコがいて、初めて東京(!)にて個展をやることになりました。
大学卒業後に紆余曲折あるも、岐阜県多治見市にある陶磁器意匠研究所で勉強し、現在も多治見で作陶生活を送っているのです。
ってことは、若手陶芸家と呼んでもいいのだろうか。

とにかく、その個展の作品を運ぶ為のライトバンを届けるべく多治見へ行ってきました~。

個人的には、車を届けつつ多治見の写真でもと思っていたのですが・・・
いってみれば修羅場が待っていた!
そして即行、陶芸家アシスタント生活。

窯出し、ヤスリかけ、撥水用の液をぬる、梱包。
いやいや楽しかったなぁ。
主に私がヤスリをかけて、もひとりが撥水液を塗っていたその姿は内職のおばちゃんですね。しかしヤスリかけは、ハマル、ハマリマス。
釉薬が固まってできた出っ張りなどには、ヤスリより強力な研磨機(っていうのでしょうか。歯科技工士の人が歯石を取ってくれるアレとほぼ同じ)を使うのですが、それもまたハマル。
削られて発生した匂いは、歯医者で削られた時と同じでした。

自覚はしているのですが、やはり自分は芸術家タイプではなく職人タイプなのだなぁと再確認。
同じことずーっとやっててもまったく苦にならないんだよねえ。
あ、もちろん休憩は取りたいですが。
そして、窮めたくなっちゃうのですよ。しかし時間がかかっては職人失格なのであります。

職人としての道、今からでは遅すぎますね。

工房にて

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陶芸家アシデビューにふさわしい好天気!

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工房はとてものどかな風景の中にありました。
この画像は近くの養鶏所。ほのかな香りが風に乗ってやってきまふ。

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窯から出した作品を並べたところ。
ココから自分の部屋へ持っていって作業する。何往復もしました。

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星野道夫さんの写真はあたたかい。
動物も人間も同じように過酷な大地で生きているアラスカ。
アラスカに惹かれ、自身もアラスカで生活する中で撮られた写真はどれもやさしいと思う。
撮影する星野さんもそこに生きている動物たちも同じリズムで生きていたのだろう。
自分たちに必要な分だけ狩りをするエスキモーの生活を経験した彼はこんな風にいっている。
クマの肉のスープを飲んだとしたら、それが自分の体の一部になる。
自分はその時クマになる。
(正確ではありません。うろ覚えなので。でもそんな感じの言葉だったように思います。)

彼の言葉を読んでいると、素直に入ってくるので不思議です。
やはり人柄によるものなのでしょうね。

最後はクマに襲われてしまったけれど、星野さんを食べたクマは星野さんになってどこかで生きているようなそんな気がします。

動物写真も撮る人によって随分違うのだなぁと今回はしみじみ思いました。

絵本の「3匹のやぎのがらがらどん」にそっくりのやぎと
アザラシのタテちゃん(ゴマフアザラシならぬタテゴトアザラシだそうなので)の麻呂まゆげが個人的には気になりました。
アザラシの写真を1枚1枚みていくと、たいてい2本ぴょっと生えてるので、そうかそうゆうものなのかと思っていたらひとりだけ4本生えてるヒトが!

写真が大きく伸ばしてあってよかったです。
ただいつも思うんですけど、デパートでやる展示会ってわさわさしていて落ち着かない。
もっとたくさんの星野さんの写真をゆったりとしたスペースでぜひ見たいなぁ。
そしてもっとお子さんたちが見にきたらいいと思うのですよ。
教科書でも取り上げられている人なのだし。

星野さんが暮らしたシシュマレフ村が温暖化の影響で氷河が溶け何年か後には沈んでしまうそうです。それは人間によってその地域でしか生きられない動物やエスキモーの人の生活範囲を狭めているということ。
ホッキョクグマもアザラシもふくろうもキツネも狼も...。
村の人々は移住を検討しているそうですが、金銭面で大変らしいです。
星野さんがいなくなってたった10年でそんなことになるなんて。


*この写真展は約2年かけて全国を巡回するそうです。
図書館戦争
有川 浩著 / 徒花 スクモイラスト

空の中』では、謎の空飛ぶクラゲ(のようなもの)と航空自衛隊、『海の底』では突如横須賀に現れた巨大ザリガニと海上自衛隊、さてさてお次は?

今度は図書館が舞台。
しかも、作者好みに図書館も自衛隊のように武装活動する。

<メディア良化法>なる法律が制定され、公の組織によって極端に検閲が行われるパラレルな近未来世界の話。
その検閲制度に対抗するために図書館は<図書館の自由に関する宣言>を法律へと昇格させて、あらゆる検閲から図書を、本を読む自由を守るため武装化する。

本の値段は高騰、それでもどうしても読みたい本があると買いに行った書店で主人公は運命の出会いをはたし、その運命(憧れの王子様に会いたいってやつですね)に導かれるように図書館防衛員になる。

固い部分と甘い恋愛とりまぜて、作者的にはめざせ月9だったようですが。
恋愛とは程遠いところへいっちゃってます。
そっちの方は、ベタな展開で読めば誰しもが気がつく王子様。
メインは図書館のゆくえと主人公の成長といったところでしょうか。

かなり期待して読んだ分、世間のみなさまの評価よりも下がった。
テーマは面白いし、図書館関係者なら知ってる<日野図書館>やら<図書館の自由に関する宣言>やら虚実とりまぜているあたりがよい。
テンポはいいし、さりげなくメッセージ性も感じる。

では、なにがひっかかってしまったのか。

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去年の夏は大量のセミをしとめたけれど、今年はまだ1匹しか確認できていません。

セミ1匹(辛くも救助)
トカゲ(もしくはヤモリ)らしき死体ひとつ
黒い羽が毒々しいガの無残な姿ふたつ
カブトムシのメス、のようなもの(無事にのそのそと草の中に歩いていきました)

きっと隠しているだけだろうけど、それにしても威力が衰えました。

ハンターであるねえさんがいないからなんだろうなぁ。
寝っ転がりながらじゃれてるんだから。
やる気あるんだかないんだか…

元々2匹でいたのが1匹になると、片方の影響を受けていたことがよくわかる。
セミにじゃれるのも、ちびこねえさんがばんばん仕留めてきたのに触発されていたのだし、
私の部屋に入ってきたのも、ねえさんお気に入りの部屋だったから。
今ではまったく入ってこない、とろたです。

ちびこねえさんがいなくなって1ヶ月ちょっと。
じわじわと寂しさを感じているのか、部屋に入っては呼ぶように鳴いている。
部屋にはいないっていうのに。

小さい頃飼っていたネコがいて
わたしが喘息になってしまったので親戚の家に預けることになったのだけど
その家には、先住者がいた。
最初は、まあ、いろいろあったようですが、2匹は仲良くやっていたようです。
でもある日、元うちのネコが車にぶつかって死んでしまうと、もう1匹のネコも元気がなくなってしばらくして死んでしまった。

とろたは、大丈夫かなぁ。
後姿が寂しいなぁなんて見ていると…

なんだか、いつもとなにかが違う。
よーく見てみると、肩甲骨のあたりの毛がない?
うっすらピンクの地肌が見えてるのですよ。

とろた…これって10円ハゲ?
ネコもストレスでしょうか。
ネコのハゲってあるんでしょうか。

白い毛の部分なので目立たないし気づかれないけど
ちょっと気になる。

でも、結局はマイペースに気ままにプイプイやってるんだけどねぇ。


今クールのドラマはあんまりそそられるものがない気がする。
といっても、この前みてたのも『我輩』だけだし。
どうこう言うこともないのですが。

今回は家主セレクトに引っ張られ…2本

『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』
ストレス解消にばっちりです。
ヤクザの跡継ぎである榊真喜男(TOKIO長瀬)27歳。
算数ができず大事な取引をぽしゃり、組長である父に高校卒業しないと組を継がせてやらないぞといわれ、いやいや父の友人の高校にもぐりこむ。
さてさて、どうなる?いや、展開的には想像つきますが。

なんてこと、なんてバカなの。おもしろすぎる。
<初恋>を<初変>って書いてる時点で、高校卒業レベルにいけるのか心配です。
まあ、分数はばっちりですが。
マッキーいわく、
分数とは、母親が背負っていた子どもを大人と認めること。親離れ子離れの結果が1となる。
なるほど。

素直に何も考えず楽しんでいるだけなので、マッキーいうところの桜なんとかクンが、なんとも青臭いセリフを吐いてもそれすらもすんなり染みてくる。
桜なんとかクン、ジャニーズっぽい?と思ってましたがジャニーズだったんですね。
KAT-TUNの短髪クンもいい味だしてるし、さすが日テレセレクト。

『下北サンデーズ』
石田衣良x堤幸彦x藤井フミヤの3人の企画によるドラマ。
大学入学のため上京した里中ゆいか(上戸綾)。
超天然の彼女が小劇団「下北サンデーズ」の舞台に魅せられドップリとはまっていくというお話。

なんていうかフツーにおもしろい。フツーに楽しい。
すべっちゃうような里中ゆいかのつまらないギャグも許せてしまう感じ。
特に佐田真由美のはじけっぷり!イメージ変えてきましたね~。
よくわからんが、キャバクラで歌う歌、頭から離れません。
パンクなラーメン屋、サンキュウトーキョー!
これも、しばらく口癖になりそう。

しかし、これまでのテレ朝だったら深夜に放送していそうなゆるーく笑う番組。
この時間枠を使っても大丈夫そうですね。
視聴率はわかりませんけど、torota的にはオケーです。
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なんやかんやで気がつけばまたしても職場の机は<積読>ならぬ<立読>状態。
いたったいいつ読み終わるんだか。

豊崎由美関連で3冊
「文学賞メッタ切り」「百年の誤読」「<ことば>の仕事」
この人の書評の評判を図書館で耳にしたので。あまり書評だけの本って読まないのだけど、おすすめ本はどんなのかなと。

「ジェイン・オースティンの読書会」「アゴタ・クリストフ自伝 文盲」「天国の発見」
書評に惹かれて。
アゴタ・クリストフは「悪童日記」で有名な作家ですが実は1冊も読んだことがない。予約多数で待ってる間にいくつか読もうと思っていたのですが~。思いのほか字が大きく読みやすそうだったのでこれから読むか。

「ハネムーン・レシピ」
写真家の小林キユウ氏の新婚生活写真エッセイだそうな。なんとなく、書架整理中に気になり抜いてみたものの、他が待ちでいるからなぁ。後回しにしようか。
妻の小林ゆきさんも文筆業の人なのでしょうか。共著になっていた。

「バグダット・バーニング イラク女性の占領下日記」
今はレバノンが大変なことになっています。結局、その国の当事者の話を聞くのが一番真実に近いのでは、ということで偶然手にしてそのまま。

「本格推理小説」
前から読もうと思い手にしては書架へ戻すの繰り返し。
今度こそ、読めるか?

「この地球を受け継ぐ者へ」
冒険家石川直樹さんが北極から南極まで(逆だったかな?)各国から選ばれた若者らと人力のみで到達するプロジェクトに参加した時のエッセイ。これも前から読もう読もうと・・・

あとは、気分で。
まあ全部気分なんですけどね。
しかし、この量は一度返却することになりそうです。
するっと終わってしまいました、写真展。

せっかくだから毎日様子をアップしよう!なんて思ったのも一瞬でしたね。夜は力尽きていました。
作品作りもいろいろありましたが、ひとりで会場にいるというのも簡単ではないのだなぁ。
もっとリラックスしてたらたら~っとしてたいのに、気持ちのどこかで緊張しているようでした。
グループ展とは違いますね。

とはいえ、誰もいないお茶屋の2階は居心地のよい空間には違いなく。
下からほのかに聞こえるお客さんの気配やキッチンの音を聞きながら座っていると、まるで下宿している気分になってきて帰りたくなかったなぁ。
個展をやった以上、人がたくさん来ないとさみしいように思っていたけれど、ひとりで自分の写真たちをぼーっと眺めているとこれまた感じたことのない感慨がふつふつと湧き出てくるのが不思議です。
妙な達成感というか、誰もこなくてもそれはそれでいっか!みたいな。

しかし、お友達は神様です。
みなさんどうもありがとうございました。
来られなくて残念と連絡をくれた人も、その気持ちがうれしかったです。

↓カラーの部屋
  部屋はふた間ありまして、前回はモノクロの部屋を紹介したので今回はカラーの部屋を。
  こちらは絨毯、あちらは畳。しかし、明治24年の土壁はどちらも健在です。

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torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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