犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

禁断の本はある日突然やってきた。

職場の山積みの机の上に覚えのない本が置いてある。
「貸すよ」とも「読んで」ともなく、ただ置いてある・・・

うーむ。
誰が?読めってことか?
と、ページをめくると!

ああっ!

くるねこくるねこ
(2008/01/15)
くるねこ大和

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この本かあ!(カバーが掛かっていて表紙がわからなかった)
一度書店で手にしたもののブログ本だしなー
こんなに猫の本ばかり買ってどうするっと自らを諌めた本だったのでありました。
おおー、ラッキーと読んでしまったのが運のつき。
次の日には財布握りしめ2巻を買うために(というか、結局1巻も買うってことですねそれは)本屋へgo

飼主のくるねこさんがマンガで綴る猫との日々。
じゃれる猫、すりすりしてくる猫、懐かない猫、怯える猫、捨て猫・・・
ああー、かわいいのう。
気持ちわかるよのう。
ううー、美輪のもんさんにだったらオーラ見てもらいたい!!
ぽ子ちゃんかわいいし、ぼんちゃん最高、そしてブラックトメ降臨はツボでした。

と、堪能したら実家のとろたに会いたくなって、ちゃりちゃり〜と帰ると、あれ?
この車は・・・

縁側とろた1


mちゃんがきてるんですわ。ふーっ。

縁側とろた2


え。触りたい?本の猫みたいに?
しょうがないなぁ。ちょっとだけだよ。


縁側とろた3


うにゃー、気持ちよくなってきた〜

縁側とろた4


さ。今日はこれでオシマイ。

m嬢がお子を連れて遊びに来ていたので、家に入れず小雨降る中縁側で待機のとろた。
よほど暇だったのか、結構すきに触らせてくれたのだった。
しかしイマイチ距離があるんですよね。

この本はくるねこ大和さんのブログが元になっています。気になる人はぜひ一読あれ。
くるねこ大和

持ち主を見つけ、お礼の言葉とともに相手の机の上に返却。
結局、あれは貸してくれたのか?置き忘れただけだったのか?
謎は謎のままなのである。
第12回手塚治虫賞短編賞受賞の「グーグーだって猫である」

1〜3巻はあまりの遅々さに身もだえして次を待ったものだけど4巻はあっさり出た。
秋に公開する映画効果なのか、手塚治虫効果なのか。
とにかく、うれしい限りである。
猫を愛する大島さんの日常ほのぼの猫エッセイ。
愛猫サバの死の後に、やってきたアメリカンショートヘアのグーグー。
1巻の終わりにはケガをした猫を保護して2匹に増え、2巻では捨て猫子猫をまた拾い3匹に。
3巻でもホームレス氏が世話をしていた子猫が疥癬もちだというので病院に連れて行き、お世話の日々。で、結局、4匹。

その間も、捨て猫を保護しては貰い手を捜すこと何回あるか。
猫に対する愛は限りないのである。
それにしても、捨てる人の多さといったらなんだろう。
捨てられた猫や犬がどうなるか、大島さんに見つけてもらえない猫達の末路を知って捨てているのか。
彼らの最期を目にしないから、ごめんねといいながら公園においてくるほんの少しの罪悪感もすぐに消え去ってゆくことでしょう。

2巻は、猫エッセイのみならず作者の闘病エッセイともなっていてハラハラしたのだけれど
体調のすぐれない中でもユーモアと正義感を忘れない大島さん。
鳩にパンを撒き、実験動物慰霊碑をみて彼らを助け出す夢をみる。

念願の一戸建てで猫との日々がはじまった、4巻は・・・

ふた桁いきました!

猫、増えすぎです。
4匹で手狭で引越したはずがー、庭に来るノラネコの出産場所誘致にご近所猫とのふれあい。
狸のたーさんもご相伴にあずかって、顔はまだ出てきていないけれど犬のタンタンもやってきて。
盛りだくさんすぎて、これまでのようにのんびり読んでいられない。
これまで家猫だったグーグー以下3匹も自由にお外をいったりきたり。
外に出すということは、失踪したり、怪我したり・・・(どこかの家で同じようなことあったなぁ)
猫愛あっぱれ。いや、動物愛というべきか。
人間の話題がまったく消え去っております。
これまで登場していたNさんなんて、すっかり身を潜めてしまったが元気にしてらっしゃるのでしょうか。

ここまでくると、一匹でご近所の顔色みては焦ってしまうtorota家としては、大島さんのご近所関係が心配ですよ。
きちんとお世話してるとは思うけど、猫というものは境界がない。
大島家目指してやってくる猫の通り道となっているお家の庭で彼らが粗相をしていなければいいけれど。
と、心配がつきない4巻なのでした。

5巻が楽しみなような、怖いような・・・

グーグーだって猫である(4)グーグーだって猫である(4)
(2008/05/30)
大島 弓子

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授賞式を欠席した大島さんの代わりに、映画で大島さん役を演じる小泉今日子がやってきて
関係者を喜ばせたとか。
大島さん、やっぱり猫の世話が忙しくて欠席だったのか。
不思議オーラ放ってます。いいなぁ。
ふらっと外へ出かけていく猫の跡を追いたいと思うことは多々ある。
とろたは、たいてい家の近くをフラフラしているフヌケちゃんだけど、それだってどこまでが遠征範囲なのか、猫集会はあるのか、どんな道を歩いているのか。
気になることこの上ない。

かといって、本当に跡をつけたりしてもすぐに見つかって終わりでは。
そんなことを考えている時、図書館でみつけたのがこの本。

わたしのノラネコ研究わたしのノラネコ研究
(2007/09)
山根 明弘

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理学博士の山根さんが、、福岡県の相島で行ったノラネコの調査研究の過程、調査の仕方などをわかりやすく解説してくれた児童書。
体の大きくて強い(と思われる)オスの子どもが多いというのは本当なのか。
という調査をするために、島でノラネコを追いかける。
文字通り雨の日も風の日もへばりついて調査をしている様子が紹介されている。

調査に必要な固体識別カードや7つ道具なども紹介されているので、
小中学生のみなさん、今すぐノラネコ研究をすべしです。
単に猫の行動範囲を調べるのにも役立つ感じ。
この調査には地域住民の協力は不可欠など、近所の人への協力要請方法も書いてあり
これで自由研究はできるし地域社会にも溶け込める、寒い中暑い中猫番をすると忍耐力もつくし、なにより猫について詳しく知ることができる。
なんて素敵なんだ。
私が学校の先生だったら今すぐやらせるね。
ノラネコについて知りたい人、自由研究に悩むワカモノ、学校の先生必見の1冊。


とはいえ、実際は中々そこまでできないのが現実。
ということでこちら。
淡白な猫のイラストがかわいらしい。

私は猫ストーカー私は猫ストーカー
(2005/04)
浅生 ハルミン

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ほぼ猫を見ながら散歩というスタンスで、その実こちらも「ストーキングに適した装い」やら「これだけは守りたい猫ストーカー7戒」やら書いてある。

追いかけるまではしないけど、猫を目で追うことはよくある。
道で出会った猫には、ちょっと声をかけて相手が及び腰になっていたら深追いはしない。
これがわたしの心がけていること。
誰だって猫だって知らない相手にいきなりにじり寄られてはびっくりしちゃうものだもの。
ちょっとずつ近づいて、むこうからもきてもらえたらうれしい。

似たようなことしているヒトってけっこういるんだなぁと安心する1冊。
大島弓子といえば、
「綿の国星」とか「毎日が夏休み」とか「秋日子かく語りき」(宮崎あおいと泉ピン子が入れ替わるドラマの原作。かなり違ってますが)とか、
作者独特のほわんとした雰囲気そしてシュールな展開のお話が好きですが、
グーグーは猫のエッセイ漫画です。

2巻からずーいぶん時が経ちましたが、ついに3巻でました。
飼っていたサバという猫を亡くして傷心の大島さんが、その後出会ったグーグーと名づけるアメリカンショートヘアとの生活から始まり、拾い猫ビー、またしても拾ったクロ、またまた拾った(というかホームレスから譲り受けて、疥癬の治療までした!)タマ・・・どんどん増殖していく猫と忘れてはならないアシスタントのNさんとの生活を描いています。
そして、大島さん自身のガンのことも。
2巻で入院されていたので、3巻がでないのは体の調子がよくないのかと心配しました。
しかしそんな心配をよそに猫はわしわし増え続け、猫のために引越しまでして、
あとがきでは現在9匹!

1匹だって大変ですよ。

ノラ猫をみて、かわいいかわいいというのは簡単だけれど、本当に捨てられて困っている猫に手を差し出せる人は滅多にいないですよ。
また差し出したくても、できない事情もあったり。
まったく、頭がさがります。
ちゃかちゃかっと描いたような絵にある意味ありふれた生活なんだけど、
動物への想いが沁みてくる〜。

猫好きだけでなく、動物好きの人におすすめです。

来年は犬堂一心監督、小泉今日子主演で映画化です。
キョンキョンの大島センセ・・・どうなるのでしょう。

グーグーだって猫である 3
大島 弓子著
角川書店 (2007.5)
ISBN : 4048540971
¥1,155




職場の同僚の机の上に置いてあった本。
それは、今にも噛み付いて離さないといった様子の犬の口、が表紙でした。
ああ、口の中まる見えだよ。
そのかわいくともなんともない本に惹かれて読んでみると、そこはなんとも一筋縄ではいかない骨太な犬の世界の始まりだった。