犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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このようなものを本屋で見つけてしまった場合、もう買わないわけにはいかんだろう。
幸運にも見本が置いてあったので読むと、ますます欲しい。
1冊買ったら、次も欲しくなった。
あの日はいったいなんだったんだろうなぁ。
何を買いに行ったのか、偶然入っただけだったのか。記憶はとうに消えてしまったが、久しぶりに大型書店のコミック部門に戸惑いながらふらふらしていたことは覚えている。
まさに虫が花の蜜に吸い寄せられるように、いや電灯かな。

虫けら様虫けら様
(2002/05)
秋山 亜由子

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こんちゅう稼業こんちゅう稼業
(2003/03)
秋山 亜由子

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しかしまっこと正しい買い物であった。
虫、と聞けば怯む女子もいらっしゃろうが、この作品はリアルではない。
描写はリアルではないけれど(一部リアリティ溢れる虫もいたような・・・)細部まできっと正しく描かれており
作者の虫への愛を感じるのだ。
ファンタジーのようでもあり妖怪の気配もあり。
しいていえば今昔物語虫の巻ではないだろうか。
背筋が寒くなったり切なくなったり少々おかしみを感じたり。
虫だけかと思えば鳥や猫の話もある。
個人的には
「蚤のサーカス」でじんわり「鼠の草子」かわいらしく滑稽な男「十三夜」粋なやつ
を感じた。
近藤ようことの対談もすばらしい。近藤ようこっていうのがよいじゃないですか。

別の日別の書店にて。
絵本コーナーを歩いていると、やややっ!
これは!

くものすおやぶん とりものちょう(こどものとも絵本)くものすおやぶん とりものちょう(こどものとも絵本)
(2005/10/15)
秋山 あゆ子

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確かに絵本でもいけるなぁ。
くものすおやぶん、手がいっぱいで十手もってもまだつかめるし捕り物にはぴったりだ。
なんて思っていたら、職場にて児童担当さんに「この本好きそうだよね。」って勧められました。
よくおわかりで!
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ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)
(2008/11)
吉田 重人岡ノ谷 一夫

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図書館の新刊棚を見ていたら・・・
こ、この動物はいったい・・・
その名も「ハダカデバネズミ」
名は体をあらわすというけれど逃げも隠れもできないくらい
まんまハダカでデバなネズミだった。
生まれたての子どもかと思うような、薄い皮膚のままの姿に最初目をそらしがちだけど
不思議なことに読めば読むほど、面白い。

デバは、ハチと同じような真社会性動物なのだ。
ようするに女王が君臨し一手に子孫繁栄を引き受け、かわりに兵隊や労働階級があるということ。
そしてその階級のひとつに<布団係>がいるのだ。
布団ってそれは肉布団!
新しい命のために自らの身体を横たえて、ベビーベットとなるのです。
その発想。かわいいぞ。

岩波書店のデバページでは、鳴き声を聴いたり動画を見ることができます。
女王の<ヒス>声がよく聞こえず、音量を上げたら急に「フゴっ」と聞こえてびびりました。
なかなか楽しいので興味がある方はぜひ↓
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/science/
帰って来た猫ストーカー帰って来た猫ストーカー
(2008/12/02)
浅生 ハルミン

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先日、月の湯古本まつりに行ってみたら、浅生ハルミンさんも出展してました。
ほほぅこんなところにも出没してるんだわと思っていたら、図書館で「帰って来た猫ストーカー」をゲット。
そうです。前よりも面白くなって帰って来た。
なんでしょう。
読んでいてその文章のふっとしたところに、顔が緩んでしまいます。
例えば、猫の写真とヌード写真の共通点についての話があるのですが、
ちょっとおバカな飼猫が可愛らしくてしかたがないという印象に「あほだなー」って言葉を当てはめているんだけど、
<「あほだなー」と思うとき、身体のどこかが柔らかく開いて、何かを許すような感じがするからです(p40)>
なんて素敵な言い回し。
猫を飼うと人間丸くなるっていうのなら、私はもっと猫と暮らさなくてはなりません。

全体的に、「私は猫ストーカー」よりも共感できる部分の多さと冒険に磨きがかかっていてうれしく読んでしまった。
いや普通に不思議がられますよきっと。
あんな風に猫センサービシバシだしてたら。
それを、人の目を微妙に気にしつつどこ吹く風でマイペース。
猫おばさんに親切夫婦、謎の紳士に呼び込みの男。
ふらっと出会う猫以外の人との交流も面白い。

ところで、猫ストーカーも映画化なんですね。
星野真里主演とのことですが、のんびりした感じが吉とでるか?!
好きな本が映画化。
売れるのはいいことですけれど、あんまりなんでもかんでも映画化されるとなぁ。

オフィシャルブログ<浅生ハルミンの『私は猫ストーカー』passage>はこちら

http://kikitodd.exblog.jp/
図書館ねこ デューイ  ―町を幸せにしたトラねこの物語図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語
(2008/10/10)
ヴィッキー・マイロン

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<図書館>に<猫>ときたら、アンテナ立てるまでもなく、読むは必須なのだ。
図書館で検索をするとかなりの予約数。(テレビ番組で放映される前だったのに)
ブログ発やら写真集やら猫本が人気の今、早川書房いい時期に出版しましたね。

アメリカのアイオワ州スペンサー公共図書館のブックポストにある寒い冬の朝、子猫が捨てられた。
その猫は寒さに耐え奇跡的に助かり”デューイ・リードモア・ブックス”として図書館に勤務することになる。

デューイという名前はデューイ十進分類法からつけられた。
日本では日本十進分類法(NDC)によって、図書館の本は分類されてます。

館長のヴィッキーとデューイ。
甘々べたべたなネコ話になるかと思っていたら、ヴィッキーさん自身の境遇や彼女が体験するアメリカの図書館制度についてわかりやすく書かれていて思いのほか心にしみたのでした。
実際よその国の図書館事情を知ろうと思っても、勉強となると手が出ないし。
公共図書館とはいえ日本とはまったく違う考え方、成り立ち、ましてや図書館で猫を飼うことができるだなんて。
もちろんどんな猫でもいいわけではなく、デューイには素質があった。
うちのとろたじゃあ務まりません。
小さい町だからこそそこに起こる辛い出来事も図書館が、はたまたそこにいる1匹の猫が、
そうゆう取るに足りないと思われるようなものこそがひっそりと人を支えている。
その力は小さいものではないということを証明してくれる。

さてそんな「図書館ねこデューイ」の映画化。
いつ公開かもう撮影されているのか不明だけれど、メリル・ストリープ主演と決まっているらしい。
ハリウッドの大味に負けてしまわなければいいけれど。
動物写真といえば<岩合さん>
しかし
毎年売ってる、犬猫カレンダーがあまりにも色が鮮やか過ぎて「これは合成なんじゃないの」なんてうがった見方をしてみたり。
モデルの犬猫が決まりすぎてて、嘘くさいと思ってみたり。
知名度があがればあがるほど、反比例していったのだけど
ある日実家に置いてあった「きょうも、いいネコに出会えた」を読んで、自分が妙に偏った見方をしていたことに気づき、「ネコを撮る」を読んだ時にはもう「うきゃー、なんとすごい人だったんだ!」と心を入れ替えた。
いやはや、動物撮影に対する姿勢はサバンナも日本も変わらない。
感服です。

きょうも、いいネコに出会えた (新潮文庫)きょうも、いいネコに出会えた (新潮文庫)
(2006/03)
岩合 光昭

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ネコを撮る (朝日新書 33) (朝日新書)ネコを撮る (朝日新書 33) (朝日新書)
(2007/03/13)
岩合 光昭

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そんな岩合さんの最高のモデルが、<にゃんきっつぁん>。
(”ちゃん”というより、”つぁん”が似合う気がする)
この児童向け写真集をみると、撮影者の技術もさながら撮られるネコの才能も感じる。
そしてきっと岩合さんは、そんな才能のある猫をみつける才能もあるのだろう。
それとも写真家のネコは必然的にそうなるのか。
樹の上雪の中・・・カメラ目線で悠々としているにゃんきっつぁん。
でも最後の濡れ鼠で、きょとんとしたショットが最高。

にゃんきっちゃんにゃんきっちゃん
(2008/05/07)
岩合 日出子岩合 光昭

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ああ、うちのとろたもこれくらいサービス精神のある猫だったなら。
と、自分の腕前は棚上げ方程式なのでした。

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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