犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

語学が堪能ではない人にとって翻訳ソフトは画期的だったのだろうな。
便利だし。
でもそもそも機械が訳すってどうなんだろう。
微妙なニュアンスとか日本独特の名前とか。
そんな疑問はこの本を読んで吹っ飛んだ。
これを読んで笑わずにいられる日本人がいるものか。

匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~
(2006/11/22)
原 倫太郎原 游

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これは、日本の昔話を翻訳ソフトで自動に英訳→それを再度翻訳ソフトで日本語に戻す。
という作業の元出来上がったネオ日本昔話。
あ、日本昔話Remix、です。
翻訳ソフトが正確ならば、正しい物語が紡がれているはず。

がっ!

これが笑わずにはいられない、ぶっ飛び和訳の誕生なのである。
(ちょっとルー英語に近いかも)

そもそもタイトルが

一寸法師→A little,law mentor→少量法律助言者
かぐや姫→As soon as it smelled,princess→匂いをかがれるとすぐに、プリンセス
桃太郎→Peach Taro→桃タロイモ

ぶらぶら、トンカラリン、どんぶらこっこなどの擬態語も、苦悩のあとが忍ばれる。
ブラジャーブラジャー、トン・キャロライン、上司ブラコッコって、それはなんだ!

なんでなんで?!どうしてそこがそうなる?
と、じっくり英訳を読んでしまい、あら?もしかしたら英語の勉強にもなったりして。
正しいかは置いといて。

先ごろ第二弾も発売されたので、読まなければ。

背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2
(2008/11/20)
原 倫太郎

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お気に入りの言葉は数あれど、今の気分はこれかな。

桃タロイモに成敗された怪物のチーフのひと言
「ちょっと人生に関しては、ヘルプ」
最近は学食も高級化しているとか。学食と言えば安くてまずい(あ、ちがいます?)ものなのに、高級ってそりゃなんですか。
イマドキの大学生はお金持ちなのですか。

ということで、「週刊SPA!」で連載されていた2002年刊の「学食巡礼」と今年出版された「学食ガイド」いったいどう変わっているのか。
某大学で検証してみたいと思います。

学食巡礼
松尾 潔著
扶桑社 (2002.6)
ISBN : 4594034918
¥1,400

読み物としてはこちらの方がはるかに面白い。
各大学いろいろあれど、高級がどうというよりはその校風がおもしろい。
そして某大学は、連載史上初のひと口でギブ、というすばらしい言葉をいただいたのでした。
「半カレーの大盛りはいたしません」って、シャレなのか?って、そうですよねー。そうゆうことにしておいてください。

学食ガイド
唐沢 明監修
ブッキング (2007.2)
ISBN : 4835442822
¥980

ビジュアル、人気メニューランキングなど情報面ではこちら。
各学校のお薦めメニューが写真で紹介されてます。
写真がもっと鮮明だったら、さらによかった。
確かに、なんだか学食がキラキラしています。東京農大とか、おいしそう。
夜はお酒があります、なんていう大学も。

5年後の某大学は・・・
なんと、高級イメージで紹介されているのですが。
いったいどうした。建て直しとはすばらしい。狭小ビルも工夫次第で変わるのですね。
ヘルシーで女性向けのメニューとかって、かなり良い感じに紹介されていました。
三浦しをんのエッセイは面白い、爆笑モノだよとずーっと聞かされていましたが、あえてこれから手にしてしまうあたしっていったい。

これはシュミじゃあありません。命をかけて、生きる糧として、BLを食っている彼女のBLマンガ書評エッセイなのだ。

シュミじゃないんだ
三浦 しをん‖著
新書館 (2006.11)
ISBN : 4403220487
¥1,470


BLとはなんぞやという人、ボーイズラブという言葉なら聞いたことありませんかね。
美しき男の子と男の子が恋愛する、まあもちろんプラトニックってわけではなく、その先の先までつきすすんじゃってるものが大半。
なんでもありの世の中です。
しかしそこは三浦しをん、BLなんてなんのその、笑えます。そして気がつけば、BLっていいんじゃん?なんて思う自分がいてびっくり。こんなに力説されたら、逆に読んだ方が正しいのではないかって気持ちになるさ。
そして巻末にはご本人のお書きになったBL小説もあり。こちらについては、いまいち・・・面白さがわかりませんでした。うーん、名選手名監督ならずってやつですかね。読む人が読めばわかるのかなぁ。

しかしそんなにもBLを愛する、目にするすべてを妄想する、稼いだ金をすべて投入しているに違いない、彼女も図書館でこんな驚きに遭遇するのでした。

「近くの図書館へ行ったら、BL小説が置いてあった。自分の税金でBL本が買われているなんて!
それってどうなの?(こんな感じの文章)」

ねえ?どうなんでしょ。
あーんなにBL大好きの人が言うんです。やっぱり図書館にあっていい本じゃないのだよ。
自分でお金だして買ってください。

ただし彼女は女子高生が読んでいると思っているようだが、多くの愛読者は主婦であると私は睨んでいる。
世界遺産というと、いやはや世界にはこんなにも遺産であふれていたのねってくらいあります。
もう遺産として保存したいのだか、観光として誘致したいのかよくわからないなと思うところもあるけれど、やはり遺跡はいい。遺跡好きです。
で、こんな本を図書館で見つけました。

世界の古代遺跡
アンリ・スティルラン〔編〕著 / 森山 隆訳
創元社 (2006.12)
ISBN : 4422239813
¥4,515


なあに?遺跡の写真集なんてたくさんあるじゃない。
という人、これは一味違うと思うんですよ。
紹介する遺跡が特にめずらしいというわけではなくて、その見せかたが。
そう、本の構造がちょっと凝っているのです。
普通に本を読むときは、ページを1枚ずつ横にめくって進んでいくけれど、この本の場合は1枚横にめくって読んだら、さらにそのページを下から上にむかって縦に開く。すると、中には大きな遺跡の写真があるってわけです。

例えば、一枚の紙をタテに半分に折る。折り目を上にして今度はそれをヨコに半分に折る。
それを逆に開いていくと1ページごとに横にも縦にも開けるような仕組みができますね。
実際に見てもらえばすぐに納得してもらえると思うんだけど。

縦に開いたページにはその分大きな写真が写っています。空からの俯瞰の写真でとてもよい。
遺跡をみていると、古くからのものが今そこにあるというだけで、机上の感覚だった歴史と自分とをつなぎとめることができる。
でも、その土地の人にとってはもっと身近に感じているもの(それよりも「おお!遺跡!!」なんて構えていないといった方がいいか)ピラミッドでもアンコールワットでも。
そんな気がします。
この写真で空の上から見る遺跡たちは、大きいのにも関わらずさらに広い土地にぽつんとたたずんでいたり、現代人の町並みに囲まれて窮屈そうにしていたり。
絶対に見ることができない視点というのがとてもよかった。

アンコールワット手前で"大当たり"して、お腹を押さえてふらふらしながらその姿を拝んだのを思いだしました。
中まで歩いていく気力なく、入り口近くで座って遠くにあるのを見ていただけ。あの距離が途方もなく遠く感じて歩けなかったのです。
もちろんアンコールワットがメインの旅行だったのに、カンボジアまで何しに行ったんだって感じですね。
ちなみに、生きてきて最強の腹痛記録はその時のもの。いまだトップに君臨しています。

フィッシュ哲学違い 

2007.04.17 21:13

ふと<フィッシュ哲学>で検索してみたら、
リチャードの<フィッシュ哲学>ではなくて、本当のビジネス理論として<フィッシュ哲学>なるものが存在していた!

シアトルにあるパイクプレイス魚市場の成功から名前がついた哲学らしい。
偶然なのかな?前向きに楽しくやりましょうってあたりが、同じなんだけど。もしかしたら、リチャードはそこからとったんだろうか。
私は読むことはないと思いますが、職場研修のモデルなどになっているようです。

こちらはフィクション↓
フィッシュ!
スティーヴン・C.ランディン著 / ハリー・ポール著 / ジョン・クリステンセン著 / 相原 真理子訳
早川書房 (2000.12)
ISBN : 4152083263
¥1,260


こちらはその社長が書いた本↓
魚が飛んで成功がやってきた
ジョン・ヨコヤマ著 / ジョセフ・ミケーリ著 / 青山 陽子訳
祥伝社 (2004.12)
ISBN : 4396650310
¥1,470