犬小屋にネコ

ぐうたら図書館員がおくる猫の話。映画や本の話などもたまに。

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竹橋にある東京国立近代美術館まで、「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌」展をみてきた。
(すでに会期終了。)
皇居の緑もかすむ暑さ。
小学館のビル内の洋食屋<七條>でエビフライを食べてから。

さあ、みるぞ、とメガネを用意して・・・メガネ、メガネー。
忘れてきた。
ということで、目力入れて最前列!

それにしても数が多い。
最後のブレッソンの描いた絵の展示は、いらなかったんじゃないだろか。
解説はなんだか難しいのであまり気にせず(よく見えないし)写真のみを集中。

そういえば昔、ブレッソンのすごさを語っている友人がいたな。
今だったら話に入っていけるかもしれない。
じっと作品を見ると、どれも黒いネガ部分がみえている、それがまたおしゃれ感を醸しだしているのだけど、そんなことよりもそれってすべてトリミングなしってこと。
押した時には、完璧な構図ができあがっているってことなんだ。
無駄がない。
いったいどうしたらそんな決定的な瞬間に居合わせることができるのだろう。
いや、違う、どんなものでもささいな日常でも素敵な構図を探し出せる目を持っているんだなぁ。

多量の写真をみているとどれもが絵のように決まっている。
熱さを感じない、常に俯瞰の神の目線。
それがわたしには物足りなく感じる部分もあったけれど。

ポートレートが面白かった。
サルトルってあんな顔なの!?とか、マチスのアトリエに行ってみたいなぁとか。
トルーマン・カポーティの写真は、撮られる側の力も大きいだろう、すごい引力。

できたらもっと日本を撮っていただきたかった。
モノクロ&海外っていうだけで、普通でも絵になる要素が詰まっているのだから。
ブレッソンの撮った日本。
あれを見て、とてもいいなと思ったのだけどな。
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そういえば、行っていたのでした。
「グレゴリー・コルベール ashes and snow」展

いつだったかなぁ・・・トロタの事故ですっかり忘れてました。
しかし、今月24日までということなのでちょろっと紹介をしてみましょう。

20070611170203.jpg


お台場に作られたノマディック美術館で開催されているこの展覧会は、カナダ出身のアーティスト、グレゴリー・コルベールさんのライフワークと行ってもいいと思う。
以前なにかでみた写真が印象的で、これは・・・!と気になっていた。
で、写真展だと思って行ったのだけど、特に写真に限ったわけではないのです。
つまり写真家ではなく、アーティスト。

このために作られた美術館は、コンテナで作られていて移動式。
見た目の印象とはまた違って、中に入ると薄暗い会場にポツポツと灯りがあって訪れた人を作品世界へするっと入らせる役目をきちっとはたしていました。
両脇に飾られた写真のある通路を抜けると奥では映像作品があり。
10分くらいの作品を見て次に行くと、あれ、また映像。
そしてこれが、長い。60分くらいか、見ているうちに一瞬別世界へ行きましたよ。
そしてまた、映像。今度は10分程度。
それから写真の通路があって、外へ。

そうか、写真展じゃないのかー。と、ここで気づいたわけですよ。
どうやら、人間と動物の交流を描いた小説・写真・映像などすべてを総合して「Ashes and Snow」というひとつの作品なのだそうです。

写真というと、記録的な部分を強く感じるけれど彼の作品はたしかにアート。
現実ではありえない(だろう)世界に

チーターと子どもが肩をならべていたり、象に本を読んであげていたり

真偽を求めてはいけないと思いつつ、どうやって撮影したのかなぁとやたら気になってしまった。
和紙に印画された写真はこだわりがあらわれていますね。
私も和紙に写すということに憧れていたので、羨ましい~。
前から写真集を欲しいと思っていたので、買おうかなと思っていたのだけれど・・・買えん。
万単位では買えませんな。そして、限定版はなんと百万単位!!!
その辺りに、作品から伺える雰囲気とは対照的な商業主義を感じてしまった。
もしかして、日本でだけ?
確かに、紙とかインクとか素材にこだわっているのはとってもよくわかるんですけどね。
これだけの値段でも買ってもらえるという自信の表れなのでしょうか。
あまり売れてはいない様子。

ショップではそれぞれの写真ストーリーや小説も売っていたけど、読まないほうがよかったかも・・・。
ある意味面白かったですけれど、自分で想像した方が楽しい。

それにしても、泳ぐ象を下から見上げる写真は素敵だったな。


見ている間、鳴っていた雷も激しい雨もすっかり上がってお台場の観覧車が青空に浮かんでましたよ。↓

20070611170224.jpg

前に写真集を紹介したヤン・アルテュス=ベルトランの写真展がFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)で開催されるそうです。
しかも入場無料。いいなぁ。
場所が六本木ミッドタウンというので、少し気がひけるのだけど無料の2文字にかなうものはなし。
昔Bunkamuraで見たくらい大きな写真だとうれしいけど、会場の様子を見る限り小さそうです。
どうかな。
『ヤン・アルテュス=ベルトラン写真展 -空から見た地球- 』
6月1日(金)~6月27日(水)
http://fujifilmsquare.jp/070601.html

入場無料といえば
ライカ銀座店
「アンリ・カルティエ=ブレッソン写真展 A Selection for Leica by Henri Cartier-Bresson」
7月15日までも気になる。
http://www.magnumphotos.co.jp/ws_exhibition/hcbleica.html

無料ですし、近くに寄ったときはのぞいてみると楽しいかも。


ブレッソンは、東京国立近代美術館でもやりますね。こちらはもちろん有料ですが、800円は良心的だと思う。
『アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌』
6月19日(火)~8月12日(日)まで
http://www.momat.go.jp/Honkan/Henri_Cartier-Bresson/index.html
映画も結局観なかったし、写真集「ポートレイト内なる静寂」も中を見てから、なんてケチって図書館に納品されるのを待っていたのにあっという間に品切れになり・・・本がこなかったんです。ううっ。
買っておけばよかったー。
日頃地面に近くいるからか、バカと煙はなんとやら、空からの風景はいいですね。電車に乗っていても高架から下へ目を向けると、ちょっとした路地に隠れているネコ、普段ならありえない飛んでいる鳥との平行目線。くさくさした気分の時も、ほこっとうれしいひとときです。

「世界の古代遺跡」を紹介した時、空からみた遺跡の写真がいいと書いたけど、結局は上から下をみるってこと自体が好きなんだろうな。
(偉そうにしている"上から目線"は、好きじゃないですよ。あ、偉そうにしてる?)
空からの風景を撮る写真家ヤン・アルテュス=ベルトランの写真展を見たときは、まず展示されている写真の大きさに引き寄せられて、あたかも自分も空から下を見下ろしている気分。
視点を変えただけでこうも世界は違うんだ。
それに比べるとスケールの大きさはないけれど、自分の手元にある楽しみが「365日空の旅」という写真集にはあります。
今日はここ明日はあそこあさっては知らない。
1日ごとに世界の空を旅している。お約束は自分の誕生日でしょうか。
手にした人は、まず確認するんじゃないかな?

365日空の旅
ヤン・アルテュス=ベルトラン〔撮影〕 / クリスチャン・バルム〔ほか〕著 / 清水 玲奈訳
ピエ・ブックス (2006.11)
ISBN : 4894445883
¥3,990

ちょっと前に、木村伊兵衛賞が発表されましたね。
今年は本城直季と梅佳代のW受賞。
図らずも、ふたつとも写真集を持ってました。

スモールプラネット
本城 直季写真
リトルモア (2006.4)
ISBN : 4898151728
¥2,625


うめめ
梅 佳代写真
リトルモア (2006.9)
ISBN : 489815185X
¥1,890


本城さんの写真は、まるで模型のように見える。技術でみせる写真。
梅佳代さんは、日常のおかしさを映し出す、一瞬の出会いを切り取る写真。
対照的なふたりです。
木村伊兵衛賞とは、その年に活躍した新人にあたえられる賞だったそうで。なーんも知らんと、なんで木村伊兵衛賞ってジャンルがいろいろで木村伊兵衛っぽくない写真も多いし、一貫性がないんだろ?って思ってました。ジャンル問わず、新人求む!ってとこですかね。
創世記に比べると、カメラで写すということが特別なことではなく、誰だって気軽に撮れるようになってしまった分、賞に重みがなくなりつつある気もします。

本城さんは、オリボ・バービエリという写真家の模倣ではないか?などと言われているようですが、そのあたり難しい問題ですよね。
はじめにやったもの勝ちみたいなところあるからなあ。
これって音楽でも文学でも言えることですよね。自分が思いついたことが、すでに先人によってなされていたってことは。

有名になるといろいろいわれるものですしね。
受賞後の作品で真価がわかるのでしょうか。
ま、最終的にはその写真が好きかどうか。
今後のお二人の活躍を期待したいと思います。

torota

Author:torota
寒いとつい、家でゴロゴロ。
お外にでようか、ぬくぬくしようか。

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